ひとり親家庭支援
2025-11-18 09:32:38

困窮するひとり親家庭を食で支える新たな試み、クラウドファンディング開始

「FOOBOUR」プロジェクトが始動



公益社団法人ピースボート災害支援センター(PBV)は、2025年11月17日から佐賀県のふるさと納税制度を利用したクラウドファンディングを開始します。この取り組みは、平常時と災害時の二つの状況で「食」を支えることを目的としており、特に困窮するひとり親家庭の子どもたちへの食料支援が主な焦点です。

1. 子どもの貧困と激化する災害の現状



日本では、特にひとり親家庭の子どもが貧困状態にあることが深刻な問題となっています。最近の報告によると、子ども7人に1人が貧困に陥っており、ひとり親家庭ではその割合がさらに高いのです。多くの世帯では「給食が唯一のしっかりした食事」との声も寄せられ、今すぐにでも食の支援が求められています。

同時に、近年では気候変動の影響で、自然災害の頻発化や激甚化が問題となっており、被災地では栄養が偏った食事や冷たい食事が続くことが、人々の健康に悪影響をもたらしている現実もあります。

2. 佐賀県大町町との協力



PBVは2019年および2021年の九州北部豪雨で、佐賀県大町町での支援活動を通じてこの地域との連携を強化してきました。そして2023年2月には、地域の課題に積極的に対応するために佐賀事務所を設立しました。このような経験を基に、2つの社会問題に立ち向かう「FOOBOUR」プロジェクトがスタートしました。

3. フェーズフリー型キッチンカー「FOOBOUR」



「FOOBOUR」という名は、「Food」と「Harbour」を組み合わせた意味を持ち、困難を抱える人々が訪れることができる「食の港」として、平時と災害時でその機能を発揮します。

主要な機能



  • - 平常時(いつも):無人の食料支援
- 食料や日用品を必要とするひとり親家庭に、24時間体制で無料で物資を提供できる無人運営の拠点を整備します。防犯カメラを設置することで運営コストを抑え、家庭や企業からの余剰食品の寄贈も募り、地域内での資源循環を促進します。

  • - 災害時(もしも):迅速な食事支援
- 災害発生時には、キッチンカーが即座に被災地に赴き、温かく栄養価の高い食事を提供する体制を整えています。これまでの支援活動で培ったノウハウを活かし、多くの人々を救う役割を果たします。

4. 過去の活動実績



PBVはこれまでに大町町で約50世帯のひとり親家庭に物資を提供してきました。2024年には能登半島地震に際して、13,000食以上の炊き出しを行い、被災したスーパーの代替となる拠点を無人運営によって維持しました。また、九州豪雨では鹿児島県にて、住民からの感謝の声をたくさんいただくなど、食支援の重要性を再確認しました。

5. クラウドファンディングの詳細



「FOOBOUR」の活動を続け、全国的な展開を目指すこのクラウドファンディングの募集は、2025年11月17日から2026年2月14日まで行われます。目標金額は1,000万円で、集まった寄付金は、ひとり親家庭への食支援や被災地での炊き出し、さらには新たなFOOBOURの設置・運用に使われます。今回のプロジェクトは目標が未達成の場合でも集まった資金の範囲で活動を実施し、目標を越えた分はさらなる体制整備に充てる予定です。

このように、「FOOBOUR」プロジェクトは、地域の皆様と共に、未来を見据えたひとり親家庭と災害支援の新たな形を提供することを目指します。


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会社情報

会社名
公益社団法人 ピースボート災害支援センター
住所
東京都新宿区高田馬場3-13-1-2F-A
電話番号
03-3363-7967

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