伝統の結びを手軽に楽しむ『水引のきほん帖』が登場
世界文化社から発売される書籍『水引のきほん帖』は、伝統的な水引の技術を基に、さまざまな作品を楽しむことができる一冊です。著者の高田雪洋氏は水引折形工芸作家として知られ、日本の伝統工芸を多くの人々に広める活動を行っています。
本書の内容
本書は、伝統的な水引の結び方からオリジナルデザインまで、多彩な作品を紹介しています。可愛らしいアクセサリーや小物など、実用的でありながらも美しいデザインが豊富です。特に、豊かな色合いの水引を使った小物は、自己表現としてだけでなく、贈り物にもぴったりです。また、祝儀包みの作り方では伝統的な折形も学べ、心を込めた手作りができる喜びを感じさせてくれます。
動画で学ぶ基本の結び
本書には、あわび結び、梅結び、亀の子結びなど、基本的な結び方に関する動画が付いています。初めての方でも安心して取り組むことができ、手取り足取りわかりやすく解説されています。写真や図解も豊富に使われており、視覚的な理解を助ける工夫がなされています。特にPart1の「基本の水引」では、松竹梅や鶴と亀の結びに関する詳しい情報が掲載されています。
オリジナル作品のアイデア
Part5の「おしゃれに編む、結ぶ」では、梅結びのペンダントヘッドや六本編みのイヤリングといった、オリジナルのアクセサリーや小物の作り方が紹介されています。どれも自分用に作ることはもちろん、大切な人へのプレゼントとしても喜ばれること間違いありません。手作りのアイテムには、贈る側の思いがそのまま込められるため、より特別なギフトになるでしょう。
祝儀包みの重要性
祝い事のシーズンには、ピッタリの節目の贈り物です。Part6では、「想いを折る、伝える」というテーマで、祝儀包みの作り方を詳しく解説しています。昔は家庭で手作りが一般的だった祝儀包み。心を込めて作ったこの包みは、受け取る人に感動を与えるでしょう。正しい水引の結び方を学ぶことで、より一層贈り物の意味が深まります。
高田雪洋氏のプロフィール
高田雪洋氏は、幼少期から手工芸に親しみ、日本刺繍や竹工芸、手まりにも精通した作家です。水引作家の大御所、関島雪水先生や小笠原流水引折形の家元から技術を学び、自身のスタイルを確立しました。「伝統工芸萌花」という会を設立し、指導にも力を入れています。著書には『水引折形作品集』があり、国内外で作品展を多数開催しています。
書籍情報
『水引のきほん帖』は2025年3月20日に発売され、定価は1,760円(税込)です。本書は、2020年に発行された『水引のきほん』の改訂版で、B5変型判、96ページの内容となっています。伝統的な水引技法を楽しむための最適な一冊です。
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