楳図かずお特集
2025-03-11 12:22:39

伊藤潤二が語る!楳図かずお特集映画の魅力と思い出

楳図かずお特集映画の見どころと伊藤潤二の思い出



CS衛星劇場では、2024年10月に亡くなった恐怖漫画の大家・楳図かずお氏の原作に基づく映画を特集した「追悼特集楳図かずお原作映画傑作選」を3月に放送します。その作品群には、脳移植による母親の恐怖の計画を描いた『洗礼』や、人間の深層心理を掘り下げた『神の左手悪魔の右手』、豪華キャストが話題の『赤んぼ少女』など、計9作品がラインアップされています。これに際し、楳図さんのファンであるホラー漫画家・伊藤潤二氏に対しインタビューを行いました。伊藤氏は、幼少期から楳図さんの作品に魅了され、名作「富江」でデビューした漫画家です。

幼少期の楳図作品との出会い



伊藤氏が楳図さんの作品に初めて触れたのは、保育園入園前でした。姉が持っていた『ミイラ先生』を読んだことがきっかけで、その描写に心奪われていったと語ります。物語では、ミイラが女子生徒たちを襲う設定であり、彼は幼いながらにエロティシズムを感じていました。その後、『のろいの館』、原作名『赤んぼ少女』を姉からの誕生日プレゼントで楽しみ、小学校では『まことちゃん』の連載に夢中になりました。

中学生では盲腸で入院した際に『まことちゃん』の単行本を読み、お見舞いに来た姉からのプレゼントだったため、笑うと傷が痛むハプニングも経験したそうです。このエピソードは、伊藤氏にとって特別なものであり、『まことちゃん』を大好きなギャグ漫画と呼んでいます。

楳図賞と漫画家デビュー



23歳の時、ホラー漫画雑誌「月刊ハロウィン」に設けられた楳図賞に応募し、その代表作『富江』で佳作に入賞。応募当時は歯科技工士として勤務していたことも認識しつつ、漫画家としての道を模索していた様子が伺えます。『富江』は彼が楳図先生にアピールする絶好の機会だと捉え、ストーリーを考えて制作し、入賞した際には先生から「ホラー心がある」とお褒めの言葉をいただいたことに感激しました。

楳図かずお氏との対面



2011年、初めて楳図氏と対面を果たした際、彼は私のことを覚えていてくださり、優しく接してくださったと振り返ります。吉祥寺のまことちゃんハウスでの対談や、楳図氏の行きつけのイタリアンレストランでの食事など、さまざまな交流を通じて、常にフレンドリーな姿勢で接してくれたと感じているとのこと。

特集映画の魅力



伊藤氏は『追悼特集楳図かずお原作映画傑作選』を鑑賞したことで、どれも楳図氏の愛が詰まった作品であると再認識しました。特に『洗礼』では、ヒロインのクールビューティーな魅力に引き込まれ、『赤んぼ少女』の展開が原作とは異なる点に興味を持ったと述べています。また、映画化にあたっての制作側の気合いと、役者たちの情熱的な演技が作品をさらに際立たせると感じている様子が伺えます。特に『神の左手悪魔の右手』や『蟲たちの家』の名作も、多くの人に鑑賞してもらいたいと願うメッセージを送りました。

まとめ



楳図かずお氏の作品を特集するこのイベントは、伊藤氏が語るように、ただの映画としてだけでなく、楳図氏の精神的な遺産を感じ取る貴重な機会です。どの作品も力強い表現力を持っており、観る人に深い感銘を与えることでしょう。視聴者にとって、この特集はただの映画鑑賞を超え、心に残る体験となるかもしれません。ぜひ多くの方々に、楳図かずお氏の魅力に触れてほしいと思います。


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会社情報

会社名
松竹ブロードキャスティング株式会社
住所
東京都中央区築地4丁目1番1号東劇ビル5階
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