日本旅行が宇宙事業に本格進出、将来宇宙輸送システムと提携
2023年に入り、日本旅行は宇宙事業への進出をより一層強化しています。東京都中央区に本社を置く同社は、将来宇宙輸送システム株式会社と資本業務提携契約を結びました。この取り組みは、2026年以降にスタートする中期経営計画の一環として位置づけられ、宇宙事業における新しい事業の立ち上げに向けた重要な第一歩です。
資本提携契約の内容
日本旅行が将来宇宙輸送システム社に出資した額は5億円で、これは同社が実施した第三者割当増資に参加する形で実現しました。この資本業務提携契約は2026年3月26日に締結され、両社は今後のロケット輸送機を使用した有人宇宙輸送サービスの商用化に向けて、互いに協力していく姿勢を示しています。
日本旅行は、すでに2024年に結んだ業務提携に基づき「誰もが行ける宇宙旅行事業」を実現するための共同検討を行っています。2025年には、この商用化に向けた新たな契約が結ばれ、ますます具体化しています。
独占販売権の取得
新しい資本業務提携により、日本旅行は将来宇宙輸送システム社が提供する有人宇宙輸送サービスの「独占的かつグローバルな総販売代理権」を取得することになりました。これによって、日本旅行は宇宙旅行市場における重要なプレイヤーとなり、業界の未来に大きな影響を及ぼす可能性を秘めています。
具体的な取り組み
提携契約に基づき、日本旅行は以下のような具体的な取り組みを進める予定です:
旅行業界のノウハウを駆使し、サービス内容や運用要件の設計を実施します。
商用化に欠かせない予約環境を整備し、顧客対応体制を共同でしっかりと構築していきます。
宇宙教育や宇宙港に関する事業など、新たなビジネスモデルの検討も行います。
展示会やイベントを通じて、有人宇宙輸送サービスの認知を高め、市場を形成します。
将来宇宙輸送システム株式会社のビジョン
将来宇宙輸送システム社は、「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を、宇宙でも。」というビジョンを掲げています。2040年代には完全再使用型の宇宙往還機を用いた高頻度の宇宙輸送を実現することを目指し、2028年までには再使用できる人工衛星打上げ用ロケットの開発を進める予定です。
すでに日本旅行が行う宇宙事業への本格進出は、業界に新たな風をもたらすことでしょう。また、宇宙旅行はこれまで送られてきた夢の世界が、実現可能なビジネスとして変貌を遂げる可能性があります。
今後の動向に注目が集まります。