株式会社ゼロボードとVekin社が脱炭素データ管理で連携を開始
企業のサステナビリティを推進するため、株式会社ゼロボード(東京都港区)と、タイのバンコクに本社を置くESGデータ自動化の専門企業であるVekin (Thailand) Co., Ltd.が、GHG(温室効果ガス)排出量データの管理プロセスを革新するために包括的連携の覚書(MOU)を締結しました。この提携は、さまざまな業界における企業の脱炭素経営を支援する新たなステップとなります。
連携の目的と背景
ゼロボードは、GHG排出量の算定や可視化を行うソリューション「Zeroboard」を提供し、Vekin社はAI技術を駆使して、自動的に活動データを収集する能力を有しています。両社が協力することで、企業は「収集 → 算定・可視化 → 報告 → 認証」という一連の排出量データ管理プロセスをワンストップで実施できるようになります。
従来、この分野の管理は手動で行われ、分断されたツールが多用されていましたが、今回の連携によって効率化・自動化が実現し、その結果としてデータの信頼性と透明性が向上します。このことは、企業が脱炭素経営を確実に進める上で、非常に重要です。
先進的な技術の統合
ゼロボードの「Zeroboard」プラットフォームは、ESG関連データの収集、管理、開示を支援するための総合的なクラウドソリューションです。これにより、企業はGS(温室効果ガス)排出量の算定と環境項目管理が容易になります。また、Vekin社のスマートフォンアプリとIoTセンサーは、自動的なデータ収集を可能にし、AIによるデータ監査や異常検知機能も搭載されています。
この両者の技術的なコラボレーションによって、企業のニーズに応じた柔軟性のある提案が可能となり、小規模企業から大規模企業まで、あらゆる業種に対応した実務負荷の軽減が期待されています。
今後の展望
両社は、タイ国内の複数の業種における商用導入を段階的に進めていく計画です。最終的には、GHG排出量のデータ取得、算定、監査、可視化を支える共通のデータ基盤を構築し、タイ政府の2040年カーボンニュートラル目標の達成にも貢献することでしょう。
会社概要
- - ゼロボード株式会社(Zeroboard Inc.)
所在地: 東京都港区三田三丁目5-27住友不動産東京三田サウスタワー10階
代表者: 渡慶次道隆
設立: 2021年8月24日
事業内容: ESG関連データの収集・管理・開示支援の総合クラウドソリューション「Zeroboard Sustainability Platform」の開発・提供、サステナビリティ経営に関するコンサルティング、ユーザーコミュニティ「All Aboard!」の運営。
- - タイ法人: Zeroboard (Thailand) Co., Ltd.
所在地: 591, UBC 2 Building ,20th Floor, Sukhumvit Road, North Klongton, Wattana,Bangkok 10110,Thailand
代表者: 鈴木慎太郎
設立: 2023年3月31日
無料ウェビナーの開催
ゼロボードでは、毎月脱炭素経営に関する企業向けのウェビナーを開催しています。最新の動向や「Zeroboard」の活用方法について詳しく解説する機会ですので、興味のある方はぜひ参加をご検討ください。詳細は公式ウェブサイトのイベントページをご覧ください。
本件についてのお問い合わせは、営業本部(
[email protected])または広報(
[email protected])までお気軽にご連絡ください。