VR映画『Feather』がヴェネツィア映画祭での上映決定
VR映画『Feather』が、第76回ヴェネツィア国際映画祭のVR部門「VENICE VIRTUAL REALITY」に正式に招待され、プレミア上映が行われることが発表されました。制作を手掛けるのは株式会社CinemaLeapで、監督にはVRと3DCGアーティストの伊東ケイスケ氏が名を連ねています。
作中のストーリー
『Feather』は、バレエダンサーになることを夢見る小さな人形の少女が主人公です。物語は古い屋根裏部屋のドールハウスの中で展開され、少女の成長や挑戦が描かれます。作品名の「Feather」には「勇気」と「はげまし」の意が含まれています。その名の通り、少女が困難に直面した時、「Feather」が彼女の元に現れ、体験者はその羽を少女に手渡すことで、インタラクティブに物語と関わることができます。
制作背景と経歴
制作チームは2019年に「BIENNALE COLLEGE CINEMA VR」のプログラムに参加し、ストーリーの開発やビジュアライズにおいて専門家のもとでブラッシュアップを行いました。このプログラムは、ヴェネツィア・ビエンナーレ主催のもと、バーチャルリアリティの革新的な才能を育成するために設立されており、Featherは日本のプロジェクトとして初めてその対象に選ばれました。
音楽とビジュアル
音楽を手掛けるのはピアニストの森下唯氏で、少女の心情の変化に寄り添ったメロディーを創出し、立体的な音作りで物語の世界に引き込む役割を担っています。伊東監督は、CG特有の冷たさを感じさせず、暖かみのある表現を追求し、可愛らしいキャラクターと緻密なCGアニメーションで心温まる世界観を作り上げました。
ヴェネツィア国際映画祭でのプレミア
上映は2019年8月28日から9月7日までの期間で、特にこの映画祭でのプレミア上映は、世界中の多くの人々に『Feather』を体験してもらう良い機会と捉えられています。伊東監督は、「与えることがもたらす幸せを実感してほしい」と願っています。
今後の展開
『Feather』は映画祭での上映に続き、国内外での上映会を予定しており、最新情報は公式ウェブサイトやSNSを通じて更新されます。興味を持たれた方は、ぜひフォローをおすすめします。
公式HPとSNSアカウントはこちらです:
会社概要
株式会社CinemaLeapは、2019年に設立され、東京都港区に本社があります。本作『Feather』に込められた思いは、ただ映像を楽しむだけでなく、参加者に新たな体験を提供することです。彼らのこれからの活躍にも注目です。