シェアダイン、新たに3名のアンバサダーシェフ就任
株式会社シェアダインは、料理人のキャリア支援において新たに3名のシェフをアンバサダーとして任命したことを発表しました。この取り組みは、変化する飲食業界における人材不足や新しい働き方のニーズに対応するものです。
飲食業界の課題と新たなキャリアモデル
現在、飲食業界では人材不足や固定費の上昇が深刻な問題となっています。これにより、従来の常時雇用モデルから、必要な時に必要な人材を確保する柔軟な仕組みへの変革が求められています。また、料理人自身も多様な働き方を望むようになり、キャリアの選択肢がより広がっているのです。
シェアダインは、これに応じて「シェフリンク」や「スポットシェフ」といったサービスを通じて、料理人が自らのキャリア選択を尊重された環境を整える努力をしています。これらのサービスは、飲食事業者にも持続可能な人材活用の選択肢を提供し、料理人という職業の可能性を再定義する試みでもあります。
新たに就任したアンバサダーシェフの紹介
この度、アンバサダーシェフとして就任する3名の料理人はそれぞれに素晴らしい実績を持ち、現在の飲食業界のニーズに応える姿勢を持っています。具体的には、次の3名です。
1.
山下 春幸シェフ(HAL YAMASHITA東京エグゼクティブシェフ)
兵庫県出身の山下シェフは、日本の新しい和食スタイルを追求し、国内外の食イベントにも参加して確固たる地位を築いています。
2.
坂本 実継シェフ(元レセプションスペース「会」総料理長)
健康的かつ美味しい食事を提供することに情熱を燃やし、数々の名店で経験を積んできた坂本シェフは、厚生労働大臣表彰やフランス農事功労章を受賞しています。
3.
山岸 一茂シェフ(THE LUXE 銀座エグゼクティブシェフ)
フュージョン料理の先駆者として、国内外での経験を活かしながら、オープンキッチンで仕立てられた料理を通じて食の楽しさを広めています。
キャリア支援の重要性
坂本シェフは、スポットシェフとして働くことのメリットを自身の経験から語っています。「私が初めて『スポットシェフ』を利用したのは2年前で、急な人手不足に悩んでいた際に、友人の料理長から勧められました。その際のシェフは即戦力で、助けられました。」彼は、スポットシェフの存在が料理人に多様な現場での経験を能動的に提供するとともに、働きやすい環境を生み出すことに寄与することを強調しています。
株式会社シェアダインの概要
株式会社シェアダインは、2017年に創業し、料理人のキャリアプラットフォームを構築してきました。彼らのパーパスは「食の世界からソーシャルトランスフォーメーションを駆動する」という大きなビジョンを掲げ、2024年には料理人専用のキャリアサポートSNS「CHEFLINK」を展開予定です。これによって、料理人同士の交流やスキルアップを支援し、さらには海外でのキャリア形成の強化も目指しています。
未来への展望
シェアダインは、持続可能な食産業を目指しており、一人ひとりの料理人がより柔軟で自由なキャリアを築ける環境を提供しています。今後もこのプラットフォームを通じ、日本だけでなく世界中の食産業の発展に貢献していくことを目指しています。