心筋再生医療の提携
2025-09-11 15:53:56

Heartseedと日本ライフラインが心筋再生医療で提携、低侵襲治療法の実現に向けた新たなステップ

Heartseedと日本ライフラインの提携



Heartseed株式会社(以下、Heartseed)と日本ライフライン株式会社(以下、日本ライフライン)は、心筋再生医療分野において期待される革新的な治療法、他家iPS細胞由来心筋球「HS-005」に関する臨床試験での協業を発表しました。この提携により、患者様に対してより安全で効果的な治療の提供を目指しています。

HS-005の概要


HS-005は、Heartseedが開発中の他家iPS細胞由来心筋球で、従来のHS-001(開胸手術による心筋内投与)から進化した治療法です。この次世代の治療法は、患者さんにとって低侵襲且つ効果的な方法であることが期待されています。現在、HS-005は臨床試験に向けて進捗中で、2025年内には治験届の提出を目指しています。

Heartseedでは、心筋補填療法で使用する細胞を高純度で作製し、心筋球という微小組織にすることで、生着率の向上を実現しています。また、心筋球は患者の心筋と結合し、新たな血管を形成する可能性があるため、心収縮力の改善に寄与することが見込まれています。

日本ライフラインの強み


日本ライフラインは、不整脈診断カテーテル市場でのリーダーであり、心臓向け細胞投与カテーテルの開発経験を持つ唯一の企業です。彼らの提供する投与カテーテルシステムは、ターゲット部位への正確な細胞投与を可能にする機能を備えており、心臓内の3Dマッピング表示にも対応しています。

この先進的なカテーテルにより、医師は患者の心臓イメージを参照しながら細胞の正確な投与を行うことができ、治療の精度が格段に向上します。加えて、カテーテル先端に電極が備わっているため、心電図変化で細胞吐出部が心筋に到達していることも確認しながら投与が進められます。

心筋再生医療への期待


この新たな提携について、Heartseedの代表取締役社長、福田惠一氏は「日本ライフラインの技術力と経験が、iPS細胞由来心筋球を用いた低侵襲治療法の実現に大きく貢献する」と述べています。また、日本ライフラインの鈴木啓介社長も「再生医療への貢献は私たちの目指す方向であり、両社の強みを結集して心不全に苦しむ患者様に新たな希望を届けたい」とコメントしています。

最後に


Heartseedと日本ライフラインは、今回の提携を通じて、心筋再生医療の社会実装に向けた重要なステップを刻むとともに、多くの患者様に希望の光を照らす活動を続けていきます。今後の進展が楽しみです。


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会社情報

会社名
Heartseed株式会社
住所
東京都港区芝浦1-2-3シーバンスS館5階
電話番号
03-6380-1068

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