グローバルCoCo債ファンド新設
2024-11-20 16:21:40

日興アセットマネジメント、グローバルCoCo債ファンドを新設し運用開始

日興アセットマネジメントが新たに設定したファンド



日興アセットマネジメント株式会社は、2023年11月20日より「グローバルCoCo債ファンド」を新たに設立し、その運用を始めることを発表しました。これにより、4つの異なるプロダクトで投資家に選択肢を提供することになります。具体的には、為替ヘッジの有無や決算頻度に応じた4つのファンドが用意されており、それぞれ利回りの高いハイブリッド証券に投資を行うことが目的です。

ファンドの種類と特徴



新たに設定されるファンドは次の通りです:
1. 為替ヘッジなし・1年決算型
2. 為替ヘッジあり・1年決算型
3. 為替ヘッジなし・年4回分配型
4. 為替ヘッジあり・年4回分配型

これらのファンドは、主にCoCo債、すなわち偶発転換社債を中心に投資を行います。CoCo債は特有のリスクを抱えていますが、その魅力として、通常の債券よりも高い利回りを享受できる点が挙げられます。これらの債券は、発行体の財務状況によって元本が減少したり、株式に転換されたりする可能性があり、そのためリスクを理解した上での投資が求められます。

投資対象と運用会社



ファンドの運用を行うのは、イギリスの資産運用会社アルジェブリス(UK)リミテッドです。この会社は2006年に設立され、2009年からCoCo債への投資を開始しており、その専門知識と経験からファンドの運用を支えることになります。

投資リスクと注意点



ファンドに投資する際は、いくつかのリスクが存在します。特に重要なのは、価格変動リスクや流動性リスク、信用リスク、為替変動リスク、ハイブリッド証券投資に特有のリスクです。これらのリスクは、ファンドの基準価額が下落する原因となることがありますので、十分に考慮する必要があります。また、外貨建て資産を投資対象とするため、為替の変動がもたらす影響も無視できません。

さらに、全ての投資家にとって元本保証がないことも注意が必要です。金融機関の業績不振や市場環境の変化により、基準価額が下落する可能性があるからです。

まとめ



日興アセットマネジメントの新しいグローバルCoCo債ファンドは、投資家にとって魅力的な利回りを提供する一方で、特有のリスクを伴う金融商品です。そのため、投資を検討する際には、それぞれのファンドの特性やリスクを理解し、慎重に判断することが重要です。各ファンドはNISAの成長投資枠にも対応しているため、税額控除の恩恵を受けることも可能です。

この機会に、新しいファンドの魅力をぜひご検討ください。


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会社情報

会社名
日興アセットマネジメント株式会社
住所
東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー42階
電話番号

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