コンビニコーヒー購入者の実態調査
最近の調査では、コンビニエンスストア利用者のうち、約55%が過去1年間にコンビニコーヒーを購入したことがあるという結果が浮かび上がりました。この数字は、コンビニコーヒーの人気を示すものとして注目されています。そこで、今回の調査結果を詳しく見ていきましょう。
調査概要
この調査はマイボイスコム株式会社が実施しました。調査期間は2025年の1月1日から7日までで、9,123名の回答を基にしています。調査の主な焦点はコンビニコーヒーの購入頻度、評価、選ぶ理由、さらには購入する際に重視するポイントについてです。
コンビニコーヒーの購入頻度
コンビニエンスストア利用者の55%が過去1年間にコーヒーを購入したと報告しています。その中で、週に1回以上購入する人が約20%いることが分かりました。そして、年間を通じてコンビニコーヒーを利用している人の約4割弱が週1回以上の購入者となっています。
購入店舗の傾向
コンビニコーヒーを購入した店舗を確認すると、「セブン‐イレブン」が最も多く、68.8%の割合となっています。次いで「ローソン」と「ファミリーマート」がそれぞれ40%台で続いています。また、地域によっても傾向があり、四国では「ローソン」の利用が高いことが特徴的です。ここからも各コンビニのブランド力が見て取れます。
購入理由
コンビニコーヒーを選ぶ理由として、最も多いのは「値段の割においしい」という回答で40.0%に達しました。続いて、「缶コーヒーやペットボトルよりもおいしい」が38.6%、そして「価格が安い」が37.0%の回答を得ています。しかし、注目すべき点は2020年以降、「価格が安い」という理由の重要度が減少傾向にあることです。
購入時の重視点
どのような基準でコンビニコーヒーを選ぶかについて調査したところ、60.9%が「味」を最重視、次いで「価格」が44.8%、そして「香り」が35.2%となりました。特にセブン‐イレブンで購入する人は「味」に重点を置く傾向があり、ミニストップでは「香り」を重視する人が多いことが分かりました。
利用意向
コンビニコーヒーを利用したいと思っている人の割合は、「利用したい」と「まあ利用したい」を合わせて5割弱という結果になっています。しかし、特に男性の10代や20代では、意向が低めであることも見逃せません。女性の中でも、特に年代によって利用意向に差が見られることが分かりました。
回答者の声
調査に寄せられた意見の中には、もっと使いやすいカップがいいといった持ち帰り用の要望や、店員とのやり取りを簡便化してほしいという声もありました。他にもコーヒーの値上がりや、持ち帰り時の不便さなど利用しない理由も明らかになりました。
結論
コンビニコーヒーはその安価な価格と手軽さから多くの利用者に支持されていますが、徐々に購入理由の中で「価格の安さ」が影を潜めているようです。新たな利用者を増やすためには、味や香りなどの品質向上が鍵となるでしょう。今後のコンビニコーヒーの進化に期待したいものです。