逸翁美術館で「推しの作品」に出会う特別な時間
2025年の秋、逸翁美術館にて「推しの作品、紹介します」というテーマの特別展が開催される。この展示は、全ての来場者が自分のお気に入りや推しの美術品を見つけられる良い機会となる。
逸翁美術館について
逸翁美術館は、大阪府池田市に位置し、阪急文化財団が運営している。1975年に設立されたこの美術館は、創業者小林一三の雅号である「逸翁」を冠し、彼が収集した多彩な美術工芸品を展示している。コレクションには5,500点以上の美術工芸品と22,000枚の歌舞伎関連資料が含まれ、定期的に素晴らしい企画展が行われている。
展示概要
本展は、2025年9月27日から11月30日まで、毎週火曜から日曜日までの間で行われる。特に注目すべきは、戦国時代の英雄、豊臣秀吉をテーマとしたコレクション。多くの人が教科書や映像で目にする秀吉の肖像画が、ここで特別に紹介される。具体的には、各作品がどのように所蔵され、どのように私たちの心に響くのかを、イチ押しポイントとともに学ぶことができる。
学びと体験の場
展示会の開催に合わせて、鑑賞講座やギャラリートークも行われ、訪れた人々は美術の深い理解を得ることができる。この講座では、美意識の変遷をテーマに地元の学芸員が指導を行い、文化に関する新たな知識を得ることができる。
鑑賞講座概要
- - テーマ: 美意識の下克上 ― 桃山文化
- - 講師: 仙海義之(阪急文化財団 上席学芸顧問)
- - 日時: 2025年11月15日(土)14時~
- - 会場: 美術館内マグノリアホール
- - 定員: 80名(先着順)
- - 料金: 無料(観覧券が必要)
ギャラリートーク概要
- - 解説者: 竹田梨紗(阪急文化財団主任学芸員)
- - 日時: 2025年10月18日(土)14時~
- - 料金: 無料(観覧券が必要)
- - 申込方法: 不要、指定日時に入口に集まるだけで参加可能
展示室内でのティータイム
また、館内には小林一三が考案した茶室「即心庵」が設けられ、毎週日曜日にはおもてなしの文化を楽しむことができる。和菓子を添えたお茶を取り入れた、この体験は新たなアプローチで日本の美意識に触れる機会となる。
- - 開席日: 展示期間中の日曜日
- - 時間: 各回毎に開催
- - 料金: 一服500円(税込)
来場者は、自己の「推し」を見つけながら、交流や学びも楽しめる貴重な時間を過ごせる。美術品に新鮮な視点を持ち帰るこの特別展に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
詳細情報
大阪府池田市栄本町12-27
(阪急宝塚線 池田駅下車 徒歩10分)
- 一般700円(団体500円)
- 学生500円(中学生以下は無料)
- - 開館時間: 10:00~17:00(入館は16:30まで)
- - 休館日: 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
最後になるが、美術に触れることは、歴史や文化を理解する大切な第一歩である。この機会に、あなた自身の「推しの作品」を見つけに行こう。