ヴイストン、稼働時間4倍の大容量バッテリー搭載メカナムローバーG40A-LBを発表!
ヴイストン株式会社は、研究開発用途向けに設計された新型台車ロボット「メカナムローバーG40A-LB」を発表しました。このロボットの最大の特徴は、従来モデルと比較して約4倍もの稼働時間を実現している点です。これは、大容量バッテリーの搭載によるもので、長時間の実験や運用を可能にします。
メカナムローバーG40A-LBの特長
メカナムローバーG40A-LBは、40kgもの重量物を搭載できるパワフルな台車ロボットです。最大の特徴である長時間稼働に加え、以下の特長も備えています。
優れた稼働時間: 約113時間もの稼働時間を実現(使用状況により変動)。
高い可搬重量: 約40kgの重量物を搭載可能。
メカナムホイール: 前後左右、回転のあらゆる方向への移動が可能。
多様な接続性: Wi-FiとUSBシリアル通信に対応し、PCやタブレットからの制御が可能。ロボット用無線コントローラー「VS-C3」も標準付属。
容易なプログラミング: Arduino IDEに対応しており、ユーザー自身によるファームウェアのカスタマイズも容易。
拡張性の高さ: アルミ製の筐体により、ユーザーによる様々な拡張が容易に可能。
ROS対応: ROS 1およびROS 2に対応し、高度な制御が可能。
安全機能: 非常停止スイッチを標準搭載。
これらの機能により、メカナムローバーG40A-LBは、従来の台車ロボットでは不可能だった、より高度で複雑な作業にも対応できます。
長時間稼働の秘密
メカナムローバーG40A-LBは、1440Whの大容量Li-Feバッテリーを搭載しています。これは従来モデルの約5倍の容量にあたり、長時間稼働を実現する鍵となっています。電力消費の大きな拡張機器を搭載した場合でも、長時間運用が可能になります。
高い拡張性
アルミ製の筐体は加工が容易なため、ユーザーによる様々なカスタマイズが可能です。センサやカメラ、ロボットアームなど、様々な機器を追加して、用途に合わせて自由に拡張できます。また、ROSに対応しているため、高度な制御システムの構築も可能です。
様々なオプション
メカナムローバーG40A-LBは、様々なオプションが用意されています。レーザレンジファインダー、バンパー、拡張機器用電源基板、Raspberry Pi 4B、ROS PC(NUC14)、カメラステー、デプスカメラ、ロボットアームなど、用途に合わせて最適な構成を選択できます。
まとめ
メカナムローバーG40A-LBは、その高い可搬重量、長時間稼働、そして拡張性の高さから、研究開発用途において大きな可能性を秘めたロボットです。自動搬送システム、大型コミュニケーションロボットの開発など、様々な分野での活用が期待されます。ヴイストン株式会社の公式Webショップから購入可能です。価格は957,000円(税込み)。
仕様
サイズ: W403×L402.45×H270 (mm)
本体重量: 約25.4kg
最高速度: 1.6m/s
積載重量: 約40kg
バッテリー: 24V 60Ah (1440Wh) Li-Feバッテリー
駆動方式: 四輪駆動メカナムホイール、サスペンション搭載
* 制御基板: VS-WRC058