親子で学ぶ琵琶湖の魅力
2025年7月19日、滋賀県長浜市尾上漁港で「琵琶湖のさかな親子料理教室おでかけ講座」が開催されます。この講座は、子どもたちに地域の魚、琵琶湖の湖魚の魅力を伝えるために企画されました。今回で第4回目となるこのプログラムでは、実際に漁船に乗って漁業の現場を見学し、漁業体験を通じてさまざまな学びが得られます。
魚と触れ合う貴重な体験
このおでかけ講座では、子どもたちは漁師体験を通じて、引き上げた網から魚を外す作業に挑戦します。普段は目にすることができない漁業の現場に身を置くことで、琵琶湖の生態系について理解を深め、地元の漁業を応援する気持ちが育まれることを目指しています。参加者は約10組の親子、計20名で、ご家庭でも簡単に実践できる琵琶湖の魚料理を学びます。
知識も深まる講座
漁業協同組合の方からは、漁獲量の変化や環境問題についての説明が行われます。特に、地球温暖化と漁獲量の関係を理解することは、持続可能な食文化や地元経済の大切さを知る良い機会です。料理教室は全11回で構成されており、これまでに開催された第3回では、コアユをテーマにした料理教室が行われました。
第3回の振り返り
6月14日に実施された第3回のコアユ料理教室では、参加者のお子さんたちが保護者と一緒に包丁を使い、新鮮なコアユを料理しました。参加者からは「コアユは新鮮で、ほろ苦さがあり美味しかった」との声が寄せられ、親子の絆を深める貴重な体験となりました。このような体験を元に、家族で楽しく魚を食べることの大切さが伝わっていくことでしょう。
参加のメリット
この「琵琶湖のさかな親子料理教室」を通じて、普段の食卓で含まれる海の魚と琵琶湖の魚を意識的に切り替えることが、フードマイレージの削減に役立つことを期待しています。また、琵琶湖の魚を食べることは、地域の漁業関係者へのサポートにもつながります。参加者が自らの手で料理を作り、食することで地元の食文化を再認識し、地域の持続可能性についての理解が深まることを目指しています。
これから夏休みを迎える中、親子で楽しく学ぶこの貴重な機会に、多くの方々が参加することを期待しています。残りの講座やイベントとも連動させ、引き続き地域に根ざした食文化の発展に寄与していくことが望まれます。
参加概要
- - 開催日時: 2025年7月19日(土) 9:00~12:00
- - 開催場所: 長浜市尾上漁港
- - 参加人数: 10組20名
- - 協力: 朝日漁業協同組合・滋賀県農政水産部水産課
- - スケジュール:
- 9:00 集合・受付
- 9:15 注意事項説明
- 9:30 漁船クルーズ・漁業見学
- 10:30 魚の網外し体験・ロープワーク体験
- 11:15 湖魚佃煮試食・琵琶湖の漁業のお話
- 12:00 解散
この講座は、子どもたちにとって忘れられない夏休みの思い出になることは間違いありません。ぜひたくさんの方にご参加いただき、琵琶湖の魅力を一緒に体験していただければと思います。