株式会社日水コン、新たな経営体制を発表
株式会社日水コンは、2025年3月26日に開催予定の第67期定時株主総会後に、新たな代表取締役体制を導入することを発表しました。この決定は、同の株主総会での承認を経て、取締役会での最終的な認可が前提となっています。
異動の背景
この代表取締役の異動は、企業の価値向上と経営基盤の強化を図るための取り組みの一環です。新たに選任される代表取締役は、技術部門での豊富な経験に加えて、営業部門において幅広い視点から事業を推進してきた実績があります。現在、官民の役割分担が進む中で、水のインフラを支える企業として、営業現場で得たネットワークや交渉力を活かした事業の展開が期待されています。
同社は、上場を機に掲げた中期経営計画2025の「水のインパクトカンパニー」に向けた取り組みを進め、地域社会との連携を強化し、多様なステークホルダーからの信頼向上を目指しています。これは、持続可能な成長に向けた重要なステップであると考えられます。
新旧代表取締役の紹介
新たに代表取締役社長に就任するのは、中西新二(なかにし しんじ)氏です。彼は1960年6月生まれで、1985年に同社に入社し、豊富な経験を持ち続けてきました。主な経歴としては2019年まで水道事業部長を務めた後、2021年4月から地域統括本部長を担い、現在は常務執行役員として地域統括本部を率いています。
一方、元代表取締役社長の間山一典(まやま かずのり)氏は、相談役に就任します。彼は長年同社に貢献してきた実績を持つ人物で、今後もその経験を活かし、企業の成長に寄与することが期待されています。
新任代表取締役の思い
中西氏は、就任にあたり「技術と営業の両面から社業を発展させ、地域社会との関係をより強固にすることが私の使命です」と語っており、今後の社会情勢や市場の変化に柔軟に対応しつつ、経営の強化を図る意欲を示しています。
2025年3月26日、第67期定時株主総会において正式にこの異動が決議される予定であり、その後の取締役会での承認を経て、新たな経営体制がスタートします。これにより、日水コンは次のステージに向けた一歩を踏み出すことでしょう。
この新たな体制が企業の持続可能な成長に寄与し、地域への貢献をさらに深めることが期待されています。