未来の交通安全を守る「7才の交通安全プロジェクト」
全国労働者共済生活協同組合連合会(こくみん共済 coop)が実施している「7才の交通安全プロジェクト」は、子どもたちの安全を守るため、2019年から活動をスタートしました。このプロジェクトでは、全国の小学校や児童館に横断旗を寄贈し、教育と啓発を通じて交通事故の減少を目指しています。2023年には、232,893本の横断旗が全国に寄贈され、寄贈本数は179万本を超える成果を上げました。
寄贈式の様子
特に注目すべきは2025年10月30日に行われた寄贈式。東京都中野区の鷺の杜小学校で実施され、校長の武智直貴氏とこくみん共済の常務理事が出席しました。このイベントでは、交通安全についての意見交換会も行われ、子どもたちにとっての交通安全の重要性が再確認されました。
武智校長は、地域の見守り活動を強調し、寄贈された横断旗を有効に活用することの意義を語りました。また、交通安全教育に関しても多くの大人が関わり、子ども自らが交通安全について意識を持つ必要性を訴えました。
子どもたちを守るために
7才は行動範囲が広がる大切な年齢であり、交通事故のリスクが高まることがデータでも示されています。こくみん共済では、こうした状況をふまえ、様々な施策を展開しています。
まず、2020年から始まった横断旗の寄贈活動は、保護者や地域の協力を得ながら、交通事故の発生率を下げるための大きな一歩となっています。
さらに、金沢大学との共同研究も進行中で、実際の交通事故の場面を分析し、子どもたちを守るための具体的な対策を探求しています。
また、子どもたちが交通事故の情報を共有できる「私のまちの7才の交通安全ハザードマップ」を公開し、地域での安全教育に役立てています。それに加えて、交通安全デジタル絵本の提供も行い、親子で楽しく学ぶことができるプラットフォームを整えています。
4月4日は「こども見守り活動の日」
さらなる活動の推進として、こくみん共済は4月4日を「こども見守り活動の日」と決定しました。この日を通じて、地域全体での交通安全への意識を高めたい、としています。
持続可能な未来に向けて
こくみん共済 coopは、「みんなで助け合う社会」を実現するために、安心して生活できる地域づくりに力を入れています。交通安全に関心を持つことは、子どもだけでなくすべての大人にとって重要です。これからも、このプロジェクトを通じて、多くの人々が交通安全に対して意識を持つことが期待されます。
公式サイトでは、これらの取り組みについての詳細が掲載されており、交通安全に関する最新情報も得られます。
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