世界の移住先、永住権にかかる最低費用まとめ2024年版
海外での生活を夢見る多くの人々にとって、永住権や市民権は重要な選択肢です。しかし、どの国に移住するかは、費用などのさまざまな要因によって影響を受けることがあります。このレポートでは、世界各国の永住権、長期滞在ビザ、市民権の取得に必要な最低料金をリスト化しました。
海外移住を見据えた料金比較
各国の政策は日々変化しており、必要な条件や料金もそれに伴って変動します。本記事では最低限の料金に焦点を当てていますので、自分の予算に合った国を簡単に見つける手助けになるでしょう。以下に示すのは、2024年8月時点の各国の最低料金の概要です。
アジアエリア
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マレーシア(長期滞在ビザ): 最低15万USD(約2250万円)
- シルバー、ゴールド、プラチナのランクがあり、最安は新MM2Hのシルバーです。
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タイ(長期滞在ビザ): 最低90万バーツ(約387万円)
- ゴールドランクが最安。
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香港(資本投資移民ビザ): 最低3000万香港ドル(約5億7000万円)
- 2年間有効で、その後最長で3年間再申請が可能。
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シンガポール(永住権): 最低1000万シンガポールドル(約11億1000万円)
オセアニアエリア
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バヌアツ(永住権): 最低70万VT(約86万円)
- 2024年9月からは309万VTに値上げ予定。
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バヌアツ(市民権): 最低約14万USD(約2100万円)
- 家族での同時申し込みが割安に。
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ニュージーランド(投資永住権): 最低300万NZD(約2億7000万円)
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オーストラリア(投資家ビザ): 以前の取得方法は2024年7月に終了し、現在は難易度が高いです。
中東エリア
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UAE(ドバイ・ゴールデンビザ): 最低200万AED(約8000万円)
- 不動産購入が求められます。
カリブ海エリア
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ドミニカ国(市民権): 最低20万USD(約3000万円)
- 申請からパスポート発行まで10~12か月かかります。
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グレナダ(市民権): 同様の条件で取得可能。
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他のカリブ諸国: アンティグア・バーブーダ、セントクリストファー・ネイビス、セントルシアは全て20万USDから。家族申請で割安です。
中南米エリア
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パラグアイ(永住権): 約20万円から、現地に2年以上滞在が求められます。
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パナマ(不動産投資による永住権): 最低30万USD(約4500万円)
ヨーロッパエリア
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マルタ(永住権プログラム): 50万ユーロ以上の資産保有が必要。
北米エリア
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アメリカ(永住権カード): 抽選での取得はあるものの、難易度は高い。
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カナダ(投資家ビザ): 総額200万カナダドル以上の純資産が求められます。
結論
海外永住権や市民権を取得する際には、まず費用の確認が不可欠です。自身の予算と照らし合わせて、どの国が自身にとって最適かを見極めることが重要です。各国の制度は随時変更されるため、最新情報を随時確認することを忘れずに。さらなる詳細は、こちらのリンクを参照してください。
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本記事の著者について
こちらの情報は、ロイヤルパートナーズ行政書士事務所の佐藤大河(特定行政書士)提供です。詳細はサイトにてご確認ください。