近畿大学九州短期大学附属幼稚園が防犯教室を開催
福岡県飯塚市に位置する近畿大学九州短期大学附属幼稚園は、令和7年(2025年)2月21日(金曜日)に、園児163人と教員を対象に初めての「防犯教室」を開催しました。この取り組みは、地域の安全を確保し、園児たちの命を守るための貴重な機会となりました。
防犯教室の概要
防犯教室は、飯塚警察署の協力を得て実施されました。園児たちは、子供向けの教材DVD「いかのおすし」を通じて、危険な状況における行動や知識を学びます。このDVDは、不審者から身を守るための約束をテーマにしており、子供たちが自らの安全を確保するために必要な心構えを養うことを目的としています。
さらに、教員は警察官から「さすまた」という道具の使い方を習得し、緊急時の不審者対応に関する訓練も受けることで、より実践的な知識を身につけました。
年間通じた防犯の取り組み
近畿大学九州短期大学附属幼稚園では、毎年3回の地震や火災に関する避難訓練を実施していますが、今回の防犯教室は、特に子供たちの安全を考えた新たな挑戦となりました。園児たちは、命を守ることがいかに重要であるかを学び、教員は状況に応じた判断力を再確認しました。
「いかのおすし」とは
防犯教室の中で園児たちが学んだ「いかのおすし」は、以下の5つの約束から成り立っています:
- - いか:ついていかない
- - の:くるまにのらない
- - お:おおごえをだす
- - す:すぐにげる
- - し:しらせる(ちかくのひと・おとな)
この約束は、不審者からの自己防衛や、危険な状況への対処法を子どもたちにわかりやすく伝えるための指針として、非常に重要な役割を果たしています。
開催の詳細
この防犯教室は、次の要領で実施されました:
- - 日時:令和7年2月21日(金)10:45〜11:30
- - 場所:近畿大学九州短期大学附属幼稚園遊戯室
(福岡県飯塚市菰田東1-5-30、JR福北ゆたか線「飯塚駅」から徒歩約3分)
まとめ
近畿大学九州短期大学附属幼稚園が実施したこの防犯教室は、今後の安全教育に向けた重要な一歩となります。園児たちが命を守るための行動を学ぶことができたこの機会は、将来にわたり彼らの心の安全を守る基盤となることでしょう。また、教員も自身の防犯知識を高めることで、さらなる安全対策を講じることができるようになるでしょう。地域全体で子供たちを守る意識を高めていくことが今後も求められます。