東京都江東区に新たな障がい者アート施設「アトリエにっと」オープン

2024年1月、東京都江東区に新たにオープンする「アトリエにっと」は、障がい者のためのアート特化型事業所です。この施設は、一般社団法人FUKU・WARAIによって運営され、障がいの有無に関わらず、誰もが安心して暮らせる社会を目指して設立されました。

代表理事である髙橋圭氏は、福祉業界に20年間従事した経験をもとに、障がい者が社会で自立し、活躍できる機会を提供したいとの強い思いを語ります。アトリエにっとでは、障がい者同士が自由にアートを創作しながら、個々の価値観やライフスタイルを尊重し合うことを重要視しています。このようにして、アートを通じて得られる心の豊かさと社会参加を実現しようとしています。

独自のアートレンタルサービス

「アトリエにっと」では、利用者が制作したアート作品を企業に向けてレンタルするというユニークな取り組みを行います。このアートレンタルにより、障がい者アーティストは金銭的な支援を得ることができるだけでなく、社会とのつながりを深めることが期待されます。

すでに、三井不動産やユニファースト株式会社など複数の企業がこのアートレンタルを導入しており、障がい者施設との連携を通じてダイバーシティ＆インクルージョンの考え方を実践しています。アートの交換作業も障がい者が行うことで、実際に企業との距離を縮め、顔の見える関係を築く機会を創出します。

メンバー募集中

現在、アトリエにっとでは新しいメンバーを募集しています。アート活動に興味のある方はもちろん、これからアートを始めたいと考えている方にも広く利用を呼びかけています。利用希望者は、公式ウェブサイトから問い合わせが可能です。

開所記念内覧会のお知らせ

アトリエにっとの開所を記念して、2024年1月28日（日）には内覧会を開催します。この日、訪問した方々はアート作品を楽しむことができ、施設の活動内容についても直接触れることができます。詳細はPeatixの公式ページにてご確認いただけます。

FUKU・WARAIのビジョン

FUKU・WARAIは、地域を問わず質の高い福祉サービスを提供することを目指しています。障がい者が夢を持ち、自分の可能性を最大限に生かせるような職業の選択肢を拡げる活動に力を入れています。これにより、障がいを持つ方々が社会で希望を持って暮らせるような支援を提供することが、この法人の使命です。

新たな可能性に挑む「アトリエにっと」。これからの展開にぜひご注目ください。