シャープ、新たに8機種の住宅用単結晶太陽電池モジュールを発表
2023年4月16日に、シャープは住宅用単結晶太陽電池モジュールの新製品を発売します。この新製品は、屋根の形状やサイズに応じて最適な機種を選ぶことができるため、より多くの家庭が太陽光発電を導入しやすくなります。今回は3シリーズ合計で8機種がラインアップに加わります。
省エネの重要性
日本国内では、再生可能エネルギーの導入が急務とされています。資源エネルギー庁が公開した第7次エネルギー基本計画原案では、2040年までに電源構成比における再生可能エネルギーの比率を4~5割程度に引き上げるという具体的な目標が示されました。この目標の達成には、家庭における太陽光発電のさらなる普及が不可欠です。
特に、屋根の形状が特殊な家屋の場合、従来の太陽電池モジュールでは十分な容量を設置することが難しい場面もありました。今回の新商品の登場により、これらの住宅でも効率よく太陽電池モジュールを取り付けることが可能になるため、導入が進むことが期待されます。
BLACKSOLAR ZEROシリーズ
新たにフラッグシップシリーズとして登場する<BLACKSOLAR ZERO>。このシリーズには、長方形のスリムタイプが加わりました。例えば、寄棟屋根の形状に合わせたルーフィットタイプでは、効率的に設置ができるのに対し、新たに追加されたスリムタイプは、棟から軒先にかけてのスペースが狭い屋根でも多くのモジュールを設置できるようになっています。
高効率の「N型高効率セル」
すべての新製品に採用されているのは、“N型高効率セル”です。これにより、モジュールの変換効率が従来機に比べて0.3~1.4ポイントの向上を実現しました。この高効率性は、高温時の発電量低下を抑える特性を持っており、厳しい気候条件下でも安定した発電が期待できます。
主な特徴まとめ
1.
BLACKSOLAR ZEROシリーズの導入:狭い屋根スペースへの設置が可能になり、設置容量を増やすことができます。
2.
N型高効率セルの採用:これにより、モジュールの変換効率が向上しました。
今後、シャープは持続可能なエネルギー社会の実現に向け、さらなる技術革新と製品開発に取り組んでいくことでしょう。家庭での太陽光発電導入が進むことにより、再生可能エネルギーの普及は着実に進展すると思われます。
詳細な情報はシャープ公式サイトの
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