EC利用者の55%が後悔する追加購入の実情
株式会社スポルアップが発表した調査によると、オンラインショッピング利用者の55%が、送料無料や割引条件を満たすために本来買う予定がなかった商品を追加購入した経験を持っていることが明らかになりました。この調査は、ECアクティブユーザー300名を対象にしており、実際の消費者行動を反映した結果です。
追加購入の実態
調査では、追加購入した商品の価格帯は主に「500円〜1,000円未満」が44.0%と最多で、全体の68.3%が1,000円未満という結果が出ました。特に多くの人が「日用品・消耗品」44.9%や「食品・飲料」41.2%を買い足していることが分かりました。これらの商品は、現在使うことができるか、生活必需品として「いつか使う」と納得して購入しているのでしょう。
後悔の声
さらに興味深いのは、追加購入を行った利用者の62.6%が「買わなくてもよかった」と感じた経験があるという事実です。特に頻繁に追加購入を行う層においては、その割合は88.1%にも及んでいます。これら結果から、送料無料や割引条件を達成するための追加購入が、多くの場合後悔を伴う行動であることが浮かび上がります。
購入動機の違い
なお、消費者の購入動機についても興味深い比較がありました。当社の別の調査「自分へのご褒美EC」において、購入後に後悔した割合はわずか1.0%だったのに対し、条件を満たすための追加購入では62.6%が後悔を経験しています。この結果は、消費者が「自分が本当に欲しいもの」を購入する際には満足感が高い一方で、条件的な購入は後悔を生む傾向があることを示しています。
条件克服のための行動
調査によると、ユーザーは送料無料や割引条件をクリアするために「ちょうどいい商品を探す」といった行動を54.7%が実施しており、4人に3人が条件を達成するために積極的に行動しています。一方で、約3割のユーザーは別サイトでの購入に流れていることも見逃せません。これは条件が達成できない場合、他のECサイトでの購入を選択する傾向があることを示しており、送料が購買行動に大きな影響を与えていることが伺えます。
まとめとして
本調査から、EC利用者の多くが条件による追加購入を行っていることが明らかになりましたが、同時に後悔の念が少なからず存在することも理解されました。便利なサービスが多い一方で、条件消費による後悔はECマーケットにおける新たな課題として浮上しています。今後は、消費者が満足できる買い物を実現するために、EC事業者はより一層の努力が求められるでしょう。