高校生向け金融教育コンテンツが登場
みずほフィナンシャルグループの一員であるユーシーカード株式会社は、探究学習支援プラットフォーム「TimeTact」において、高校生向けの金融経済教育コンテンツ『キャッシュレス社会の未来 ~高校生が考える新しい決済サービス~』を提供開始しました。このコンテンツは、金融リテラシー向上を目指し、生徒が自らの考えを深める機会を提供します。
背景
2022年度から日本の高等学校で必修化された「総合的な学習の時間」では、生徒が個々の課題を見つけ出し、探究的に学ぶ力が求められています。この新たな学びを支援するため、ユーシーカードと共に「TimeTact」を運営する株式会社Study Valleyは、教員の負担を軽減しつつ、企業と連携した実践的な学びの機会を創出しています。
日本におけるキャッシュレス化は急速に進んでいます。2024年には個人消費におけるキャッシュレス比率が42.8%に達する見込みです。利便性が向上する一方で、不正利用という新たな課題も生じており、これに対する理解が不可欠です。
ユーシーカードは、次世代を担う若者がキャッシュレス社会について理解し、課題解決策を考える力を養うことが重要だと考えています。
コンテンツの内容と期待される効果
この度の取り組みでは、ユーシーカードがクレジットカード業界として初めて「TimeTact」で高校生向けの課題を提供します。この教育プログラムにより、生徒たちは「決済」や「お金の使い方」について自ら問いを立て、主体的に考える機会が与えられます。
また、金融リテラシーの向上だけでなく、キャッシュレス社会の仕組みや課題を理解することで、創造的な解決策を導く力も育むことが期待されます。さらに、企業の実務的な視点に触れることで、将来のキャリア形成や社会との関わりを意識するきっかけにもなるでしょう。
ユーシーカードとしても、若年層との接点が増えることにより、ブランド認知度の向上や将来的な人材採用につながる可能性があります。この教育支援活動は、持続可能な社会の実現に向けた企業の責任を果たす重要な一歩となります。
今後の展望
今後もユーシーカードは、金融経済教育を充実させるとともに、サステナビリティ施策を推進します。特に、学校教育との連携を強化し、若者への教育支援活動を持続的に行います。Study Valleyは「TimeTact」を通じて、教育現場と社会・企業をつなぐ役割をさらに強化し、生徒が実社会の課題に取り組む機会を提供し続けます。
両社は今後も協力し、新たな価値を創出しながら持続可能な未来の実現へと貢献していく所存です。