白馬村で披露されたフリーライドスキー・スノーボードの頂点を目指す日本人選手たち

1月14日、長野県白馬村で行われた「FWQ Freeride Hakuba 3*」では、日本のフリースキー・スノーボード界のトップ選手たちが、世界最高峰の「Freeride World Tour Hakuba Japan 2019」への出場権を賭けて競いました。この大会には、世界各国から参加したスキーヤー・スノーボーダーを含む約77名が出場し、厳しいコンディションの中で熱戦が繰り広げられました。

大会が開催される前、当初予定されていた15日から17日の間には、予想される雪や天候の影響から、主催者は日程を14日に変更しました。競技は、白馬アルパインエリアの標高1800メートルをスタート地点にし、最高斜度が45度の北北東斜面を利用して行われました。斜面の標高差は300メートル。この厳しい環境の中、日本人選手たちは持てる力を発揮しました。

男子スキー部門では佐々木悠選手、女子スキー部門では小野塚彩那選手、男子スノーボード部門では山崎恵太選手が、それぞれ優勝し、19日から始まる世界大会へのワイルドカードを獲得しました。佐々木選手は、「天気も雪もよく、楽しめた大会。心の底から嬉しい」と語り、小野塚選手は「X-Gamesなどの経験が活かされ、いつも通り楽しむことができた」と笑顔を見せました。山崎選手は、「過去3年間の悔しさを乗り越えて、やっと優勝できたので嬉しい」と、喜びを隠さずにコメントしました。

この大会では、今後のFWT本戦に日本人選手5名が参戦することが決まっており、トラビスライスやタナーホールといった、世界で名を馳せるレジェンドたちとの対戦が待っています。日本人選手の一人、楠泰輔選手や浜和加奈選手も参加し、更なる成長を見せてくれるでしょう。

「FWT Hakuba Japan 2019」の開催予定日は1月19日から26日まで。この正式な開催日程は、大会前日夕方に公式ウェブサイトで発表されるため、ファンや関係者はその発表を心待ちにしています。今回の大会は、フリーライドスキー・スノーボード界における日本の選手たちの実力を再確認する貴重な機会となりました。今後の展開にも期待が膨らみます。