楽天証券とみずほ銀行が新たな協同サービスを開始
楽天証券株式会社とみずほ銀行が、2025年から新たな協同サービスを展開します。この共同事業は、企業の人的資本経営の強化と従業員のFinancial Well-Beingの実現を目指しています。両社の強みを結集し、企業に向けた金融教育と資産形成のサポートを行うことが目的です。
新たな金融教育プログラム「MONEY NAVIGATOR」
この協力の第一弾として、2025年7月から金融経済教育支援プログラム「MONEY NAVIGATOR」が提供されます。このプログラムは、みずほ銀行と楽天証券の共同制作の動画を中心に構成され、年間約1,200社での資産形成セミナーが開催される予定です。また、2024年の実績では、これらのセミナーへの参加者数は18万人を超えています。
「MONEY NAVIGATOR」を受講することで、従業員は100年ライフに必要な金融知識を体系的に学ぶことができます。特に、オンライン形式により、従業員は通勤時間や休憩中など、好きなタイミングで受講が可能です。金融リテラシーの向上を通じて、従業員の経済的不安の軽減にも寄与します。
福利厚生制度「職場つみたてNISA」
さらに、2025年10月からは「職場つみたてNISA」が導入され、事業主が従業員の資産形成を支援できる制度が始まります。従業員は、楽天証券のNISA口座を通じて、給与天引きや口座振替で積立投資が行えるようになります。特に、楽天証券のウェブサイトを介して手続きを行うため、非常に簡便で使いやすいのも特徴です。
社会への貢献と今後の展望
楽天証券とみずほ銀行は、2022年に戦略的資本業務提携を結び、オンラインとリアルの両面で連携を進めてきました。今後も、Workplace Businessを通して、企業と従業員の双方に価値を提供するサービスを展開していく方針です。
この協力を通じて、企業は人的資本経営の効率化を図り、従業員は安心して将来の資産形成に取り組めるようになります。このように、両社はFinancial Well-Beingの実現を目指し、社会貢献へと繋げていきます。
終わりに
この新しい取り組みが、企業と従業員双方のエンゲージメントを高め、経済的に安心できる社会の形成にも寄与することが期待されます。日本における金融教育と制度の整備が進む中、楽天証券とみずほ銀行の協力関係は嬉しいニュースです。
このような金融教育や資産形成制度が広まることで、それぞれの企業が従業員を大切にし、地域社会全体の経済状態も良好になることを願っています。