京の懐石技術を活かした軍鶏ラーメン専門店がオープン

京都西大路の新たな名店 "軍鶏そば極だん"

2020年11月20日、京都市南区に新しくオープンしたラーメン店『軍鶏そば極だん』。元・京料理の名店「美濃吉」で料理長を務めた極檀伸哉さんが手がけるこのお店は、軍鶏を使ったラーメンが主役です。極檀さんの経歴やラーメンの魅力、料理への思いなどを掘り下げていきます。

店主の歩み

極檀さんは青森生まれで、函館で育ちました。高校を卒業後、東京に上京し、板前の道へと進むことを決意します。彼の経歴は多岐にわたり、京懐石「美濃吉」の料理長としての経験に加え、ホテル、寿司屋、鰻屋など、さまざまな場所で腕を磨いてきました。

けれども、約2年前に交通事故に遭い、長時間立ち仕事を続けることが困難になってしまいます。リハビリの一環として、知り合いのラーメン屋で働き始めたことが、ラーメンの世界に深く踏み込むきっかけとなりました。元々ラーメン好きで年間200杯以上食べていた極檀さんは、次第に「作り手側」の魅力に惹かれていきました。

特に和食で培ったスキルを活かし、美味しいラーメンを作ることを夢見始め、長年住んでいる京都での開業を決意。これまでの経験を凝縮し、ついに『軍鶏そば極だん』をオープンさせました。

メニューの魅力

『軍鶏そば極だん』のメニューは、特に「軍鶏そば」と「軍鶏白湯そば」が人気です。これらは全て自家製の軍鶏出汁をベースにしており、他店との明確な差別化を図っています。近江シャモというブランド地鶏を使用しており、その肉質を活かした味わいは一度食べると忘れられない美味しさです。

さらに、自家製の麺にはライ麦と全粒粉を配合しており、見た目も魅力的な少し茶色がかった蕎麦のような色合いです。今後はチャーシュー丼やトッピング、そして旬の食材を使用した限定ラーメンも増加予定で、期待が高まります。

お店の営業時間と定休日

『軍鶏そば極だん』は、平日の昼11時半から15時、夜17時半から21時にオープンしています。土日祝日は昼11時から15時、夜17時半から20時半まで営業しており、定休日は毎週水曜日と第ニ、第四火曜日は昼のみ営業となっています。

まとめ

『軍鶏そば極だん』は、元・京懐石料理長の極檀伸哉さんによる新たなラーメンの旗艦店。上質な軍鶏を使用したラーメンと、自家製のこだわりの麺、そして和食からの技術を融合させたその味は、一度食べてみる価値を十分に感じることができるでしょう。ぜひ、新しい名店を訪れて、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。