水道業務の革新「SuiDo-DX」実証実験のご紹介
近年、全国各地で水道事業の効率化が求められています。特に、漏水調査の業務はその中でも特に負担が大きい作業の一つです。そこで、wavelogy株式会社はKDDI株式会社、東部地域広域水道企業団、そして山梨県の協力を得て、「SuiDo-DX」というスマートフォンアプリの実証実験を大月市内で実施しました。
SuiDo-DXの概要
「SuiDo-DX」は、漏水調査の現場で撮影した写真や位置情報を、従来の報告形式に沿ってスマートフォンから手軽に送信できるアプリです。これにより、調査会社は現場での調査が終了後に、従来は30分以上かかっていた報告書作成のプロセスを2分で完了できるようになります。この短縮された時間は、作業の効率性を飛躍的に向上させる要因となるでしょう。
業務効率化の効果
実証実験を通じて実現した時間の短縮は、漏水修繕に必要な承認プロセスや水道局との連携をスピーディーにし、実務上の負担を大幅に軽減しています。実際、担当者からは「現場担当者とのやりとりが楽になり、より専門的な業務に集中できる」との声も上がっており、このアプリの導入がもたらす影響の大きさを伺わせます。
成果報告会の実施
この実証実験の成果については、2025年9月22日に報告会が実施され、多くの関係者が集まりました。この場では、現場で得られた改善効果や今後の展開についての発表が行われ、参加者からの関心が集まりました。水道業務の効率化は常に重要なテーマであり、今回の実証実験がその一助となることを期待しています。
終わりに
今回の実証実験から得られた成果は、水道事業の効率化のみならず、コスト削減にも寄与するものと言えるでしょう。限られたスタッフで安全かつ適切な水供給を実現するための土台ともなります。wavelogyは今後も、水道業界が直面する課題を解決し、現場に適した効率的で経済的なツールを提供することで、持続可能な水道事業の運営をサポートし続けます。
この実証実験は、山梨県が進める「第8期TRY! YAMANASHI! 実証実験サポート事業」の一環として実施されたものです。