AIコールセンター提携
2019-06-17 11:38:38

NTSホールディングスとソフトフロントジャパンが業務提携を締結しAIコールセンターの未来を開く

NTSホールディングスとソフトフロントジャパンの提携



最近、NTSホールディングスとソフトフロントジャパンが業務提携に関する基本合意に達しました。特に注目されているのは、双方が展開するサービスが金融業界に与える影響です。コールセンターでの人手不足が深刻化する中、効率化と生産性の向上を目指して、最先端の自然会話AIを活用した新たなソリューションの提供が期待されています。

NTSホールディングスは長年にわたり金融業界に特化したサービスを展開し、特にコールセンター業務のAI化に挑戦してきました。AIを導入することで、伝統的なコールセンターの業務フローを一新し、より効率的かつ質の高いサービスを提供することを目指しています。これに対し、ソフトフロントジャパンは、その豊かな音声伝送技術を背景に、自然な会話を実現するAIプラットフォーム「commubo」を開発しています。この技術を通じて、ユーザーはまるで人間と会話しているかのような感覚で情報を得ることができます。

業務提携の目的と展望



今回の提携は、金融業界における顧客との接点の重要性がますます増していることへの対応策として位置付けられています。コールセンター業務における人手不足や採用難が現実のものとなる中、両社は協力してAIを用いた業務の効率化を図ります。特に、ソフトフロントジャパンが展開するクラウド型AIパッケージ「commubo for コールセンター」の導入が、NTSホールディングスの中核会社であるニッテレ債権回収株式会社において予定されています。

さらにNTSグループの関連会社であるNTSコンサルティングとNTSアシストが、この新しいAIテクノロジーを元に、既存の顧客に向けた提案を強化します。これにより、より多くの企業がAIを活用した業務改善を実現し、その結果として高い付加価値の提供が可能となるでしょう。

具体的な機能と特長



「commubo for コールセンター」には、以下のような特長があります。
  • - 発信・着信の多様な会話業務に対応
  • - 音声による会話内容をリアルタイムでテキスト化
  • - 統計的な会話分析機能を搭載し、業務の成績向上に寄与
  • - お客様のPBXやCTIシステムとの連携が可能

これにより、従来の電話対応業務がAIによって効率化されるだけでなく、高品質な顧客サービスも実現されます。また、NTSホールディングスはこのAIシステムを自社の業務にも積極的に取り入れることで、業務改善を図っていく意向です。

企業の背景



NTSホールディングスは、グループ会社の専門性を生かし、金融界における多様なニーズへの対応を進めてきました。特にニッテレ・サービサーを中核として、債権管理業務のパイオニアとしての存在感を示しています。対するソフトフロントジャパンは、リアルタイムコミュニケーションを支える各種製品を提供し、AI技術を組み合わせた新しいサービスを展開しています。

今後は、両社が連携して進化し続けることが期待されており、金融業界に新たな風を吹き込むことでしょう。電話業務の自動化と無人化が進む中で、導入企業の生産性向上が目指され、これが業界全体におけるサービスの質向上に繋がることを期待しています。

会社情報

会社名
株式会社ソフトフロントホールディングス
住所
東京都千代田区九段南一丁目4番5号泉九段ビル
電話番号
03-6550-9270

トピックス(IT)

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