ロック株式会社の新製品「LAB-JVT」
ロック株式会社は、2024年9月1日から自社開発の全自動製函機「LAB-JVT」の販売を開始します。この新たな製函機は、段ボールの製函からテーピングまでを自動で行うことができ、業務効率の大幅な向上が期待されています。
「LAB-JVT」の特長とは
従来の製函機とは異なり、LAB-JVTは国内で生産されるため、運用コストや納期において多くのメリットがあります。特に在庫管理の観点からは、為替レートの変動による影響が少なく、安定した価格での提供が可能です。さらに、受注から納品までのリードタイムも大幅に短縮され、企業の生産計画に合わせやすくなります。
また、この新製品は生産能力の面でも優れています。従来品であるLAB-VTと比較して、生産能力は2倍の最大720ケース/時が可能です。これにより、顧客の多様なニーズに応えることができ、より効率的な生産環境を提供します。
コンパクトな設計
LAB-JVTのもう一つの特長は、小型化された設計です。設置面積の省スペース化に成功しており、従来のLAB-VTはL2315xW1751xH1692mmだったのに対し、LAB-JVTはL1850xW1516xH1421mmとコンパクトに収まります。これにより、限られた作業スペースでも運用しやすくなるでしょう。
製品仕様の具体例
- - 機械サイズ: L1850×W1516×H1421mm
- - 機械重量: 約410kg
- - 生産能力: 最大720ケース/時
- - 電源電圧: 3相 200V 50/60Hz
- - テーブル高さ: 700~750mm
箱のサイズ対応についても、顧客のニーズに応じた柔軟な対応が可能です。特に、外フラップが重ならないことを事前に確認するためには、営業担当者と相談することが推奨されています。また、オプションとして、A式段ボールAフルート80枚に対応可能なパーツも用意されています。
物流問題への取り組み
さらにロック株式会社は、「ぶかぶか梱包」をやめ、「ぴったり梱包」を推進するプロジェクトを立ち上げています。このプロジェクトは、2024年問題という物流の課題に対する一助を目指しており、2023年10月に始まり、2024年9月からは一般社団法人包装環境改善協会へ活動を移行します。
このように、ロック株式会社は単に新製品を市場に投入するだけでなく、業界全体の問題解決にも貢献しようと努めています。
まとめ
ロック株式会社の全自動製函機「LAB-JVT」は、国内生産のメリットと高い生産能力、コンパクトな設計が特長です。企業の生産作業を効率化し、より良い梱包環境の構築に寄与することが期待されています。詳しい情報や製品に関する問い合わせは、ロック株式会社の公式ウェブサイトやお電話でのコンタクトが可能です。詳しい動画紹介もYouTubeで公開中です。