台湾スタートアップ展示会
2025-07-08 09:25:46

台湾スタートアップと日本企業のマッチング、エリアサーカスで盛況の展示会レポート

2025年6月24日と25日の2日間、埼玉県川越市に位置するサンテックス本社ショールームで催されたモノづくり展示会『エリアサーカス』の特別コーナーとして設けられた『台湾パビリオン』は、延べ300名以上の来場者を迎えました。このイベントは台湾の最新技術や製品を日本の事業者に見せる貴重な機会となりました。

台湾パビリオンには、台湾のスタートアップ企業が出展しており、来場者はリハビリテーションロボットやパワースーツ、IoTを活用した物流管理システムなど、革新的なソリューションを目の前で体験することができました。多くの来場者は日本の製造業関係者であり、出展企業との積極的な商談が行われ、今後のビジネス発展に向けての交流が進みました。

出展企業とその技術



台湾スタートアップ各社が展示した技術は以下の通りです:

  • - FREE Bionics Japan株式会社は、政府系研究機関から生まれたスタートアップで、腰用のパワースーツ「FB SUIT」を紹介しました。このパワースーツは、使用者の腰への負担を最大30%軽減することが可能で、既にリハビリや介護の現場で導入実績があります。また、同社の展示品には、バッテリー駆動のリハビリテーションロボットもあり、長時間の作業をアシストするデザインが特徴です。

  • - Gocochainは、コールドチェーン向けのIoTシステムを持ち、その製品「CoTag」シリーズは、温湿度のデータをリアルタイムで監視できるデバイスです。食品や医薬品などの輸送において重要な役割を果たします。

  • - モ-ルドインテル(Moldintel)は、プラスチック射出成形のプロセスをAIで支援するシステムを提供しており、品質を安定させることを目指しています。

  • - BILINK株式会社は、業務自動化ツール「EMILY.RPA」を提案し、多様な業種に導入されて成果を上げています。

イベントの様子



台湾パビリオンでは、来場者が直接製品を体験できる実機デモが行われ、特別セミナーではドローン点検のデモや業界別の最新事例についての紹介も行われました。このような交流の場が生まれることで、来場者からは『導入への具体的イメージが湧いた』『スタートアップならではの尖った製品を知ることができた』という声が寄せられました。

出展した企業も、今回のようなクローズドなイベントのおかげで、短期間で質の高い商談を展開できたことに感謝しています。事実、来場者と出展者の間で多数の商談が行われ、双方のビジネスチャンスが拡大する評価が得られました。

イベントの運営



この台湾パビリオンの企画は、株式会社サンテックスによって主催され、株式会社ニリックが企画協力を行いました。ニリックは台湾スタートアップの出展への調整やPR活動を担い、台湾の商業エコシステムに貢献しています。また、高雄市のスタートアップ支援拠点である『Startup Terrace Kaohsiung』も出展活動を支援しており、台湾の企業が日本市場への進出を図るための重要なステップとなりました。

これらの活動を通じて、台湾のテクノロジーと日本のビジネス界の架け橋ができ、両国の経済的な連携が強化されることが期待されます。今後もこのような交流の機会が増えることが、未来のビジネスの発展に繋がるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ニリック
住所
東京都中央区日本橋大伝馬町2番1号大伝馬町壱番地ビル3階
電話番号

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