Oktaが発表した業務アプリの利用傾向を示す2026年調査結果
Okta, Inc.は、業務アプリの利用動向に関する年次レポート「Businesses at Work 2026」の結果を発表しました。本調査では、同社の顧客から得られた匿名化されたデータをもとに、業務アプリの使用傾向や変化を分析しています。調査は2024年11月から2025年10月までのデータに基づいており、さまざまな企業規模におけるアプリ導入状況が明らかとなりました。
日本における導入アプリ数の増加
日本企業における導入アプリの数は前年より15%増加し、大企業・中小企業を問わず、業務アプリの導入が進んでいることが示されています。また、今後の自動化やAIの利用を見据えた取り組みも浮かび上がってきました。特に、非人間アイデンティティ(NHI)の管理や、フィッシング耐性の高い多要素認証(MFA)への移行が進められています。
業務アプリの急成長
調査結果では、各国で急成長している業務アプリの多くがセキュリティソリューションとなっています。特に「NinjaOne」が240%増の成長を記録し、続いて「CrowdStrike Falcon」や「Notion」が日本市場でも注目を集めています。
各国のトップアプリ
米国では「NinjaOne」、カナダでは「1Password」、日本では「Notion」が急成長を遂げています。顧客数ベースでは、グローバルで「Microsoft 365」、「Google Workspace」、「Amazon Web Services (AWS)」、「Salesforce」、「Zoom」が上位に通年で選ばれています。
企業規模ごとのアプリ導入傾向
企業規模別では、中小企業が2024年71個から72個へと微増した一方、大企業では247個から259個へ増加しました。また、テクノロジースタートアップでは46個に達し、成長を遂げています。この動向は、アジア太平洋地域の企業でも観測され、特に日本では平均53個(前年14%増)、韓国でも46個(前年15%増)と推移しています。
ベストオブブリードの採用拡大
Oktaの利用企業では、業務機能の一部をほかの最適なアプリで補完する傾向が強まっています。「AWS」と「Google Workspace」を併用している企業は共に51%に達しました。一方で、AIエージェント稼働に向けたAWSやGoogle Workspaceの利用が進んでいます。
自動化に対応するガバナンスの強化
デジタル環境が複雑化する中、企業はアクセス権限の適切なガバナンスを推進しています。実際、1社あたりの平均アクセスリクエスト数は前年比158%増と大幅な成長を見せています。特に、サービスアカウントの管理が進むことで、企業はセキュリティを強化しています。
認証方式の進化
最近の攻撃手法に対抗するため、多くの企業は高保証なMFA要素への移行を進めています。フィッシング耐性を担保したMFAを利用する企業の割合も増加し、Oktaのパスワードレス認証ソリューションである「Okta FastPass」の認証件数も劇的に増加しています。
まとめ
Oktaが提供する業務アプリに関する調査結果は、デジタル革新と自動化の加速が進む現代における企業の動向を反映しています。企業は安全で効率的な業務環境の構築を目指し、最新の技術やアイデンティティ管理機能を取り入れています。今後のさらなる成長が期待される中、Oktaは企業のデジタル環境を守る重要なパートナーとしての役割を果たしています。