兼松とNTT REC、韓国製EV充電器を初めて日本導入
兼松株式会社とNTT RECが連携し、韓国のEVAR社製EV充電器が日本に初めて設置されました。この充電器は2024年10月2日から稼働を開始し、正式に商用利用されるのは今回が初めてとなります。
EVAR社製品の国内導入の背景
2024年6月、兼松はEVAR社との間でEV充電器を日本及びグローバル市場へ拡販する覚書を締結しました。これに基づき、NTT RECとの協力を進めていく中で、両社は「脱炭素社会の実現」に向けた共通のビジョンを持つことになりました。この共同の取り組みにより、日本国内のEV充電インフラの充実を図ることを目指しています。
従来の実績から新たな一歩へ
EVAR社製の充電器は、過去に日本で実証実験用として2カ所設置されていましたが、商用利用は今回が初めてです。これにより、兼松とNTT RECは、EV充電器の安定的な供給を確保し、日本におけるEV普及に貢献することが期待されています。
各社の取り組み
兼松株式会社
兼松は、2024年4月にスタートした中期経営計画「integration 1.0」の実施に注力しています。「GX(グリーントランスフォーメーション)」の価値を強化し、持続可能なサプライチェーンの構築に向けた取り組みを進めています。EV充電インフラの整備を通じて、カーボンニュートラル社会に向けた具体的な貢献を果たすことを目指します。
NTT REC
NTT RECは、長年にわたり電気通信インフラ工事を支える技術とエンジニアリングサービスを提供してきました。今回のEV充電器の取り扱いを通じて、新たな取引先と連携し、国内のEV充電インフラ整備を促進させることに取り組んでいます。
将来的なビジョン
兼松とNTT RECのこの取り組みは、今後のEV充電インフラの整備とEVの普及に大きく寄与すると予想されています。両社は、さらに多くのEV充電サービスについての協業を検討し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化していく方針です。
このように、兼松とNTT RECの連携によって、電気自動車の普及と環境改善を図ることができる新たなステージが開かれることが期待されます。今後の動向にも注目が集まります。