未来への一歩を踏み出す「留学プラン提案イベント」
2025年8月11日と12日に、香川県高松市で「四国の留学が10倍になるプランを考えよう!」というイベントが開催される。この企画は、四国地方の中高生たちが自らのアイデアを通じて留学プランを創り出し、最優秀賞を目指すものだ。この賞を獲得したチームや個人には、実際に考案したプランで留学できる奨学金が贈られる。
問題意識と目的
文部科学省の調査によると、四国地方の高校生の留学率はわずか1%であり、2011年に内閣府が掲げた目標の10%には大きな開きがある。若者たちが留学に対して抱える経済的なハードルや、情報不足、語学力への不安、留学がもたらす意義を感じづらい環境は、この現状を引き起こしている。だからこそ、このイベントでは、中高生たちが自らの視点を持ったアイデアを考えることで、留学への関心を引き出したいと考えている。
イベントのスケジュール
イベントは段階的に進行し、まずは6月1日からエントリーを開始する。続いてオンラインでの説明会が行われ、参加希望者は疑問を解消しながら進められる。エントリー締切は7月20日。そして、8月には実際の研修と発表会が行われる流れとなっている。いずれもオンラインでの準備やプレゼンテーションが求められるため、時代に合った形式で実施される。
審査方法
審査は複数の段階に分かれて行われ、まずは書類審査でエントリー理由や留学経験に関する考え方が評価される。次に、一次発表会で予備的プランが披露され、最終的な発表会で決定的な評価がなされる。審査員には、留学支援サービスを展開している神田慎氏と、教育機関を運営する濱川武明氏が名を連ねている。
参加特典と条件
参加者には交通費と宿泊費の補助が設定されている。特に香川県外から参加する中高生に対して、3000円から10000円の交通費補助を提供。また、二日間参加する場合には、6000円の宿泊費補助が支給され、より多くの学生が参加しやすい環境が整えられている。
今後の展望
このイベントを通じて、参加する中高生たちが実際に留学の価値を実感し、新たな挑戦や経験ができることを願っている。留学は単なる教育の一環に留まらず、世界観を広げる貴重な機会だ。将来のグローバル社会で活躍するための第一歩として、このイベントを利用してもらいたい。
興味のある方は、Googleフォームを通じてエントリーし、このチャンスをぜひ活かしてほしい。
詳細は「みんなの進路委員会」まで。なお、参加資格は四国出身または在学中の中高生が対象となる。