映画レーベルNOTHING NEWが、2025年6月27日(金)に新作中編ホラー映画『〇〇式』を公開します。本作は、参列型映画として観客が作品の世界に没入できる特異な体験を提供します。監督を務めるのは、これまでに様々なホラー作品を手がけてきた近藤亮太氏です。彼は、監督作『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』や演出作品『イシナガキクエを探しています』で知られる才能です。今回の作品では、共同脚本にホラー作家のくるむあくむを迎え、初の映画制作に挑戦しています。
『〇〇式』は、一見すると儀式のようでありながら、実は観客が参加することで真の体験を得られる新しい作品です。この映画は、特定の“式”の正体を探る40分間のストーリーとなっており、ただ鑑賞するだけではない参加型の観劇を提唱しています。
上映は下北沢のシモキタ - エキマエ - シネマ「K2」で先行され、その後、東京、京都、名古屋、栃木など全国の劇場へ順次広がります。近藤監督はコメントで「映画制作は儀式のようなもの」と述べており、観客がその“式”に参列し、独自の体験を感じることができることを強調しています。
脚本を担当するくるむあくむ氏は、ホラー漫画『N』やモキュメンタリー小説『或るバイトを募集しています』などの作品で知られており、今回の共同脚本を通じてさらなる挑戦をしています。彼はこの映画が描く“式”は、一般的な儀式とは異なり、皆が認識する内容とは一線を画すものだと語っています。
キャストには、九十九黄助と吉田ヤギなど、多彩な人材が揃い、作品の魅力を高めています。彼らは、自身の体験から“式”の印象を語り、それが作品にどのように影響しているのかを示唆しています。九十九は、「式」というものが持つ特めきや成長を感じたと述べる一方、吉田もそのテーマに思いを寄せています。
映画の中で描かれる「式」の正体は一体何なのか。それは観客自身が体験し、感じ取るものなのかもしれません。『〇〇式』は、ただ見る映画ではなく、観客との一体感を求める新しい試みとして大きな注目を集めています。
さらに、この作品はYouTubeで予告編第一弾も公開されており、すでにSNS上では反響を呼んでいます。興味を引かれる短い映像では、観客を引き込む様々な要素が垣間見えます。
今後の上映スケジュールや新たな情報に注目が集まる中、映画『〇〇式』がどのようなホラー体験をもたらすのか、その期待は膨らむばかりです。視覚と心理、両面から迫る“式”の世界をどのように鑑賞者は受け止めるのでしょうか。