大和ハウス工業、国土交通大臣賞を受賞
2024年12月2日、大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)は、国土交通省と建設産業人材確保・育成推進協議会が主催する「第3回 建設人材育成優良企業表彰」において、見事国土交通大臣賞を受賞しました。この受賞は、建設分野での技能者の育成と確保に関する当社の取り組みが高く評価された結果です。
建設人材育成優良企業表彰とは?
「建設人材育成優良企業表彰」は建設キャリアアップシステム(CCUS)を活用し、技能や経験に応じた給与の引き上げやキャリアパスの計画的な育成を目的とした表彰制度です。建設工事の担い手を確保・育成するために、顕著な成果を上げた企業や団体が受賞の対象となります。
技能者キャリアアップ制度の導入
大和ハウス工業では、2025年4月から協力会社の技能者を対象に、新たに「技能者キャリアアップ制度」を導入します。この制度は国土交通省のCCUSで認定されるレベルに応じて手当を支給,其の結果、技術者がより良い条件で働ける環境を整えます。具体的には、現場で働く中堅からベテランの技能者に対して、CCUSのレベルに応じて1日あたり50円から最大2,000円の手当を支給する仕組みです。
女性の活躍推進にも注力
当社では、女性管理職の活躍を促進する取り組みも続けています。2010年度からの女性管理職向け研修を通じて、意識啓発やスキル向上を図っています。また、2011年度からは女性管理職候補者育成研修を実施し、マネジメントスキルの重要性を理解する機会を提供しています。これらの施策によって、多様な人材を生かす組織文化を築いています。
受賞の背景
今回の受賞は、CCUSの活用や女性の定着促進など、さまざまな取り組みが評価された結果です。特に、現場での就業履歴が100%蓄積されていることや、協力会社の技能者も対象を含む取組みが重要なポイントとして挙げられました。今後も持続可能な社会の実現に向けて、技能者・技術者の確保と育成に尽力する意向を示しています。
今後の施策
大和ハウス工業は、技術者がやりがいを持って働ける建設現場の環境構築を目指し、新しい取り組みを積極的に進めていきます。技能者キャリアアップ制度によって、技能者が自分の能力に見合った適切な処遇を受けられるような仕組みを整え、高い技術を持つ人材が長く働き続けていくことができる職場を提供していくことを目指します。
社内の取り組みに加え、今回の表彰をきっかけに、業界全体の人材育成の質を向上させていくことに貢献したいと考えています。技能者に対する配慮を忘れず、さらなる成長を期待されています。今後の展開から目が離せません。