ホタテ貝殻の新たな活用法!農業の未来を照らす「SeaFect®」が登場
この度、株式会社Shelltasと株式会社SALTが共に進めるECサイト共同事業がスタートしました。これにより、ホタテ貝殻由来の海洋性カルシウム素材「SeaFect®」を使った農業用商品が販売されます。ホタテ貝殻は年間約15万トンが廃棄されている貴重な資源であり、これをアップサイクルして育成環境を整える新たな取り組みが注目を集めています。
環境変化に負けない農業の実現へ
2026年の日本では、長雨や高温、乾燥により葉物野菜の生育が大きく影響されているとの報告があります。農林水産省の調査によると、野菜の小売価格は平年比で大幅に上昇しており、キャベツやレタスはそれぞれ194%、176%の値上がりを見せています。このような状況の中で、Shelltasは、変化する環境に対応した農業の実現が必要だと述べています。
これに対抗する形で、国も「みどりの食料システム戦略」を掲げ、化学農薬や肥料の使用削減を目指しています。これに基づく形で、Shelltasは農業の現場において自然由来の素材を使った新たな方法の確立を図っています。
SeaFect®とホタルクスの光捕虫キット
SeaFect®は作物の生育を促進するための素材であり、ホタルクスの「HotaluX AGRI 光捕虫キット」とともに使用される予定です。これにより、作物の成長と虫の発生状況の変化を観察し、双方の効果を確認する取り組みが始まります。光によって虫を誘引し、捕らえる技術は、農家にとって非常に価値のあるものとなりそうです。
実証実験と試験結果
沖縄県東村の大村マンゴー農園での実証試験では、SeaFect®を一定期間散布し、光捕虫キットの効果を確認します。これまでの研究でも、SeaFect®を使用した際には、作物の生育に好影響を及ぼすことが確認されており、虫の発生に対する抑制効果も期待されています。
今後の展望と技術の進化
Shelltasは2026年10月27日から29日にシンガポールで開催される「Asia-Pacific Agri-Food Innovation Summit 2026」に参加し、同社の技術を広める機会を持ちます。特に、実際の農場でのサツマイモ基腐病への取り組みも進めています。この病気においてSeaFect®の施用が効果を見せた事例もあり、さらなる検証を進めていく予定です。
まとめ
ShelltasとSALTの共同事業は、ホタテの貝殻由来の素材を活用し、農業分野での新しい選択肢を提供しようとしています。これからの農業が直面する課題に対し、持続可能で環境に優しい解決策を見出すための一歩として、私たちの食卓にどのような影響を与えるのか、非常に楽しみです。今後、両社の取り組みが多くの農業関係者の助けとなり、持続可能な農業へつながることを期待しています。