GoToPitchとインド工科大学が提携
資金調達の際、海外からの支援を得ることはしばしば言語や市場理解の障壁により困難な場合があります。そんな中、動画プラットフォーム「GoToPitch」とインド工科大学(IIT)との新たなパートナーシップが発表されました。この提携によって、IITカラグプル校が主催するグローバルビジネスコンテスト「Empresario 2021-22」に参加するスタートアップには、GoToPitchのサービスが提供されることとなります。さらに、IITの在校生や卒業生である起業家は、今後1年間にわたり無償でこのプラットフォームを利用できる特典も受けられます。
この提携は、インドと日本間における資金調達の活性化を目指したものであり、IIT内の活気あふれるスタートアップたちのグローバルな展開を助けることを意図しています。また、IITカラグプル校以外にも、デリー校、バラナシ校、ダンバード校、ハイデラバード校など、インド国内の他のIIT校やアフリカのナミビアのスタートアップNPOとも連携しており、世界中の起業家と投資家とのリレーション構築を進めています。
インド工科大学(IIT)について
IITは、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)のモデルを参考にして1951年に設立された大学群です。その第一校であるIITカラグプル校は、数多くの優秀な人材を輩出しており、グーグルのCEOサンダー・ピチャイ氏や元ソフトバンク副社長ニケシュ・アローラ氏など、業界のリーダーたちが卒業生として名を連ねています。現在ではインドに23校のキャンパスを持ち、グローバル人材育成の場としての役割を果たしています。
ナミビアスタートアップNPOについて
ナミビアスタートアップNPOは2017年に設立された非営利団体で、主にイノベーションセンターやインキュベーションプログラムを通じて、現地のスタートアップを推進し、ナミビアのスタートアップエコシステムの発展を図っています。このような取り組みは、アフリカの起業家たちにも大きな影響を与えることでしょう。
GoToPitchの機能プロファイル
「GoToPitch」は、スタートアップ起業家が自身のピッチ動画を簡単に作成・公開できるプラットフォームです。投資家はこれらの動画を視聴し、お互いのマッチングを容易にする仕組みが整っています。起業家と投資家間のコミュニケーションコストが削減されるため、効率的な資金調達が可能となります。このプラットフォームは日本国内のみならず、海外の起業家や投資家にも利用されることを目指しており、グローバルなスタートアップエコシステムの活性化に寄与しています。GoToPitchの詳細については、
公式サイトをご覧ください。
企業の未来に期待
今後もGoToPitchは、教育機関やアクセラレータープログラムとの連携を強化し、さらなる発展を目指します。興味を持たれる企業や大学は、ぜひお問い合わせをお待ちしています。新たな資金調達の波が、グローバルな起業家コミュニティをつなげ、未来のイノベーションを形作ることが期待されます。