足切断ゼロに向けて
2025-07-31 09:27:08

糖尿病足切断ゼロを目指すセカンドハート、資金調達を実施

糖尿病足切断ゼロを目指すセカンドハートの新たな挑戦



株式会社セカンドハート(本社:京都府長岡京市)は、糖尿病による足切断をゼロにするという挑戦を強化するため、株式会社リバネスキャピタルから資金調達を行いました。この資金を活用し、同社が提供する足病診療支援プラットフォーム「Steplife」の機能を強化し、特にASEAN地域、特にマレーシアにおける事業基盤の構築を目指します。

資金調達の背景



国際糖尿病連合(IDF)のデータによれば、東南アジアでは2024年時点で約9300万人が糖尿病を抱えると予測され、2050年には1億4200万人に達するとされています。この状況下、糖尿病関連の足病変は治療が長引き、患者の生活の質(QOL)を著しく低下させる深刻な問題です。セカンドハートは、この問題を解決すべく、医療従事者と患者が足の状態を共有し、重症化を未然に防ぐためのクラウドプラットフォーム「Steplife」を開発しました。

特に、ASEAN諸国では医療インフラがまだ整備途上でありながらも、健康課題解決に向けた動きが高まっています。マレーシアの社会保険機構(SOCSO)は、糖尿病による労働損失を深刻な社会課題と捉えており、予防に重点を置いたデジタルヘルスソリューションに対する関心は非常に高いです。このような背景から、セカンドハートはASEAN市場への進出を選択し、資金を積極的に投資することを決定しました。

主な取り組み



1. 臨床的価値実証の推進
マレーシアの医療機関と連携し、「Steplife」を通じて患者の行動を変容させ、実践上の有用性を示すことを目指しています。このプロセスにおいて、国際的なガイドラインに基づくエビデンスの確立を重視します。

2. プロダクト開発の加速
地域の医療環境や文化に特化した機能の開発に投資し、製品の精度向上を図ります。

3. グローバル事業開発体制の強化
海外事業をリードする人材の採用や、現地パートナーとの連携強化を図ります。これは、国際的な取り組みを促進し、足切断を減少させるための重要なステップです。

経営陣のコメント



セカンドハートの代表取締役CEO、石田幸広氏は「足病変は、安全対策を講じる前に深刻な問題が発生することが多い。私たちのプラットフォームは、医療従事者が事前に患者の状況を把握するための基盤です。これにより、地域医療の連携が進むと信じています」と語ります。石田氏は、今回の資金調達が、テクノロジーを通じて日本の医療技術を広め、世界中の必要としている人々を支援する一助になると強調しています。

また、リバネスキャピタルの代表取締役社長、池上昌弘氏は、「セカンドハートのアプローチは、医療現場の課題解決に対する真摯な取り組みを示しており、グローバルな視点が感じられます。我々は、セカンドハートがこの挑戦を達成するために全力でサポートします」とコメントしています。

私たちは、糖尿病に関する社会的課題への理解を深め、より多くの人々が健康でいられる世界の実現に向けて、セカンドハートの活動に注目し続けていきます。


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会社情報

会社名
株式会社セカンドハート
住所
京都府長岡京市勝竜寺巡り原22番地の9
電話番号
080-4019-8587

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