いちご久喜物流センターが新たに竣工
近年、冷凍食品の需要が高まる中、新たな冷凍冷蔵物流施設が埼玉県久喜市に完成しました。いちご地所株式会社が開発したこの「いちご久喜物流センター」は、冷凍冷蔵倉庫の老朽化やフロンガス規制強化に伴い、賃貸需要が増加すると予測されています。この物流センターは、今後の物流業界における重要なハブとなることが期待されています。
1. プロジェクトの背景
最近の冷凍食品の需要の拡大は、消費者のライフスタイルの変化を反映しています。それに伴い、既存の冷凍冷蔵倉庫の老朽化が進み、中国製冷凍食品の仕入れにおいても、最新の冷凍設備が求められるようになりました。そのため、本物流センターは、株式会社拓洋と連携し、顧客基盤を活用して、食品卸業界のリーディングカンパニーである日本アクセス株式会社を顧客として迎える運びとなりました。
2. いちご久喜物流センターの特徴
この物流センターは、県道さいたま栗橋線に面し、交通アクセスが非常に良好です。東北自動車道の「久喜IC」からは約4.6km、JR宇都宮線の「東鷲宮駅」からは約1.0kmというアクセスの利便性を持ちながら、広域配送を可能にする圏央道への接続も優れています。敷地面積は17,863.58㎡(約5,403.73坪)、延床面積は17,609.76㎡(約5,326.95坪)、鉄骨造の地上3階建てという頑強な設計が施されています。
■外観
■倉庫内観
3. 施行と開業支援
いちご地所が施主となり、2024年3月に着工、2025年9月30日に竣工予定です。設計・施工は株式会社拓洋が行い、マスターリースを通じて日本アクセスのニーズを反映した冷凍冷蔵庫を備えた施設が計画されています。また、工期中にはマテハンの導入を実施し、日本アクセスの早期開業を支援する体制が整えられています。
4. 今後の展望
いちご久喜物流センターの運用開始により、地域の物流インフラは大きく向上します。すでに同様のビジョンを持った物流センターの開発が進行中であり、各地でのサステナブルな物流施設開発に力を入れていく方針です。本プロジェクトの業績への影響は、2026年2月期の連結業績予想に盛り込む予定で、お客様と社会に貢献する実績が求められています。
この「いちご久喜物流センター」を通じて、今後の冷凍食品業界の発展と地域社会への貢献に期待が寄せられています。