治安不安が高まる
2025-07-23 11:45:28

全国調査で明らかになった日本の治安不安、88%が悪化を予測

日本人の治安不安に関する意識調査



セコム株式会社は、全国の20歳から69歳までの男女500人を対象に、14回目となる「日本人の不安に関する意識調査」を行いました。この調査では、最近の治安状況や犯罪の認識について深掘りされ、多くの人々が不安を抱えていることがわかりました。

調査結果の概要


セコムの調査によると、最近3年間の犯罪件数が「増えていると思う」と回答した人は86.0%に達しています。また、88.4%が今後の治安や犯罪が「悪化すると思う」と答え、過去最高となる結果が示されました。この数字は、2012年以降の調査の中でも最も高いものです。実際、ここ数年、闇バイトによる強盗や特殊詐欺といった事件が増加しており、警察庁の「令和6年の犯罪情勢」でも2024年の刑法犯認知件数が前年比4.9%増の73万7,679件と発表されています。

不安を煽る事件のトップ


調査では、最近1年間に不安を感じた事件や事故に関して、最も多かったのが「あおり運転や逆走などの交通トラブル」(34.0%)、次いで「闇バイトによる強盗」(33.8%)でした。これに続くのは社会インフラの老朽化(27.8%)です。特に、闇バイトによる強盗に関連する新しい用語「トクリュウ」(匿名・流動型犯罪グループ)については、65%の人が知らないと回答しています。

防犯対策の認識


不安を感じながらも、防犯対策を行っている人は少ないという結果も出ています。調査によると、63.8%が日常的に防犯対策をしていないと答え、理由としては「具体的な対策方法がわからない」(36.7%)や「費用がかかる」(20.4%)との回答がありました。即日できる対策が少ない中、効果が実感できる対策を講じることが重要です。

特に長期不在時の不安としては、66.9%が「鍵の閉め忘れ」を挙げています。在宅時に関しても、突然の来訪者に対する不安が71.9%という高い数字を記録しており、これらの不安が防犯意識を高める契機になる可能性があります。

今後取り入れたい防犯グッズ


今後、自宅で導入したい防犯グッズとしては、監視カメラが最も人気で34.2%が希望しています。その他には、防犯フィルムやモニター付インターホンが23.6%で続いています。これからの時代、技術を駆使した防犯対策が求められるでしょう。

セコムの見解


セコムの研究員・濱田宏彰は、今回の調査結果を受けて、防犯対策の重要性を強調しています。「暗いニュースが多い中で、私たち一人一人が防犯意識を持つことが重要です。特に、自宅での施錠は常に心がけるべき基本的な対策です。」と彼は述べています。

さらに、長期不在時の防犯対策としては、新聞や郵便物の管理、夜間の照明設定、鍵の二重化などが効果的であるとアドバイスしています。特に、最近流行しているスマートロックや、防犯カメラの導入も検討すべきです。

まとめ


今回の調査からは、安心できる生活環境を脅かす様々な要因が浮き彫りになりました。私たちが今後どのように安全を確保していくか、その一助になるような情報を発信し続けたいと思います。


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会社情報

会社名
セコム株式会社
住所
東京都渋谷区神宮前1丁目5番1号
電話番号
03-5775-8100

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