AI就活相談レポート2026年6月版発表
株式会社ベースミーが発表した「AI就活相談レポート2026年6月版」では、就職活動中の学生とAIキャリアエージェントの相談データを分析した結果が報告されました。このレポートでは、学生がAIに相談した企業のランキングや、企業研究の傾向が明らかになりました。
学生が最も相談した企業はサイバーエージェント
2026年6月に学生がAIを利用して相談した企業のランキングでは、1位がサイバーエージェントで434件の相談が寄せられました。続いて、2位にアクセンチュア(383件)、3位に野村総合研究所(288件)が続き、コンサルティングやメガベンチャー、不動産デベロッパーの領域に相談が集中していることがわかります。
この傾向は、学生たちが企業を選ぶ際に「業界」ではなく「キャリアの選択肢」として横断的に比較していることを示しています。特に、コンサルとメガベンチャーが同じ学生の相談リストに並ぶ現象がみられます。
急上昇企業はトヨタ自動車
今年の急上昇企業ランキングでは、トヨタ自動車が前月比9.5倍で登場しました。これはサマーインターンシップに向けてのエントリー締切が影響していると考えられ、他にも関西電力(7.0倍)やANAが上位に名を連ねています。
このように、学生の企業への関心がES締切にドリブンされていることは明らかで、企業研究の時期に突入していることを示唆しています。
大学群による企業の関心の違い
関関同立大学群の学生が最も関心を持った企業は関西電力であり、早慶上理ではコンサル企業が、旧帝大・国公立ではメーカーが2位にランクインするなど、地域や大学群によって異なる顔ぶれが浮かび上がりました。特に、IT・通信系が支持されている一方で、さまざまな文脈が存在することがわかります。
AIに集まる企業研究の実態
企業研究を行った学生6336人がAIに寄せた質問内容は、多岐にわたり、選考や面接対策についての関心が高いことがわかりました。特に、「残業や飲み会の強制はあるか」や「初任給はいくらか」といった直接的な質問がAIに集まっており、対面では尋ねにくい本音が表れています。
ES作成の75%がAIと共に実施
相談内容の内訳では、エントリーシート(ES)作成をAIと共に行う学生が75%を占め、企業研究や自己分析の63%、自分に合う企業探しの41%と続いています。このデータは、就職活動のプロセスがAIとの対話を通じて、より大きく進化していることを示しています。
まとめ
中立的な立場でAIを活用することで、企業研究とキャリア選択の意思決定をサポートしたいという学生の意図が見えてきました。このレポートは、企業にとっても自社の魅力を向上させ、未来の採用活動に役立てる重要な指針となるでしょう。詳細なデータは企業向けに無償で提供も行っているため、興味がある企業はぜひお問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。