トライアンフの躍進
2018-01-30 11:32:41
トライアンフ、2017年に過去最高の登録台数を更新し躍進を遂げる
トライアンフの成長を支える戦略
トライアンフ・モーターサイクルズ ジャパン株式会社は、2017年度に過去最高の年間登録台数を達成し、その数は1,876台に上りました。これは2年連続での成功であり、トライアンフの強力な戦略の賜物です。特に12月には214台が登録され、前年度比167%という驚異的な成長を遂げました。これらの実績は、日本自動車輸入組合の調査を基にしています。
ブランドスローガンと3つの戦略方針
トライアンフは「プレミアム・モーターサイクル・ライフスタイル・ブランド」というブランドスローガンのもと、3つの戦略方針、すなわち「ブランド認知の向上」「新製品攻勢」「販売店網の刷新」に力を入れました。これにより、トライアンフは市場での存在感を一層高めることに成功しました。
新型ストリート・トリプルの成功
2017年における成功の一因は、3月に発売された「新型ストリート・トリプル」です。このモデルは、2019年からトライアンフがFIM Moto2チャンピオンシップで供給するエンジンを搭載しており、発売以降高い評価を受け、市場での競争力を大きく向上させました。特に最もスポーティーな最上級モデルであるRSが市場の大半を占め、トライアンフのスポーティーイメージを強化しました。
ボンネビル・ボバーの人気
さらに、「ボンネビル・ボバー」はトライアンフのクラシックスタイルを象徴するモデルです。スタイリッシュなデザインと高い走行性能により、爆発的な人気を集めました。このモデルは「GOOD DESIGN AWARD 2017」にも選ばれ、ブランドイメージの向上にも寄与しています。販売面では、初期の予測を約3倍も上回る売上を記録しました。
販売店の増設
2017年は、5つの新しい販売店がオープンし、より多くの顧客に対するブランド認知度の向上にも寄与しました。「トライアンフ仙台」「トライアンフ横浜港北」「トライアンフ東京」「トライアンフ水戸」「トライアンフ広島」という店舗が新規オープンし、各地域での販売促進に貢献しました。
2018年の展望
2018年に向けて、トライアンフは引き続き3つの戦略方針を強化する方針です。特に、「ブランド認知の向上」ではトライアンフ主催のイベントや試乗会の強化を図ります。また、新製品攻勢として、アドベンチャーモデル「タイガー」を全面リニューアルし、800ccと1200ccの2モデルを投入する計画です。
クラシックモデルの拡充も進めており、「ボンネビル・ボバー・ブラック」や「ボンネビル・スピードマスター」といった新たなバリエーションが用意されています。これにより、「ボバー・ファミリー」全体の魅力を高めることを目指しています。
収益確保と新CRMシステム
さらに、トライアンフは新しいCRMシステムを導入し販売プロセスをレベルアップさせることで、各店舗の収益確保にも力を入れています。これにより、より多くの顧客にサービスを提供し、中古車販売の確立も進めていく方針です。
代表取締役社長の野田一夫氏は、2017年を振り返り、大型バイク市場において輸入車ブランド中トップ3に名を連ねることができたと述べ、「顧客中心」の考えが徐々に実を結んできていることを認識しています。今後も「プレミアム・モーターサイクル・ライフスタイル・ブランド」として、さらなる成長を目指すと強調しました。
今後もトライアンフにご期待ください。
会社情報
- 会社名
-
トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区海岸3-18-1ピアシティ芝浦ビル3階
- 電話番号
-
03-6453-9810