システムファイブの新たな挑戦
映像配信の進化は止まることを知りません。今年の春、株式会社システムファイブが新たに国内発売を開始する「YoloBox Extreme」は、その名の通り、最新技術を駆使したモバイルライブプロダクションボックスです。これはYoloLivが開発した製品で、様々なユーザーのニーズに応えるために設計されています。出荷は4月上旬が予定されており、多くの映像制作者やイベント運営者が期待を寄せています。
映像配信市場の需要
近年、ライブストリーミングの市場は急速に拡大しています。企業イベントからオンライン講座、スポーツ中継、エンターテインメントに至るまで、映像配信の需要は急増する一方です。しかし、従来のシステムは複雑で、多くの機材を必要とし、操作に困難を伴うことがありました。システムファイブはそんなニーズに応えるために、「YoloBox Extreme」を全国に展開するに至りました。
YoloBox Extremeの特長
「YoloBox Extreme」は、その先進性から多くの特徴を持ち合わせています。最大8系統のHDMI入力に対応し、そのうちの4系統はなんと4K60fpsでのライブ配信が可能です。内蔵ビデオスケーラーにより、マルチカメラでの配信も簡単に行えます。さらに、4K解像度を実現するためのHDMI出力が2系統あり、専門的な放送環境にも最適です。特に、1系統は多画面プレビューに、もう1系統はプログラム配信に用いるといったフレキシブルな使い方ができます。
大きな魅力の一つとして挙げられるのは、11.2インチのOLEDディスプレイです。このディスプレイは、2.5Kの解像度で最大1000nitの明るさを実現し、強い日差しの下でも鮮明に映像が表示されます。高性能なQualcomm Snapdragon 8 Gen 2プロセッサーが搭載されており、スムーズな映像処理を実現します。
機能の充実
「YoloBox Extreme」では、リアル4Kライブ配信やISO録画機能が搭載されています。複数の高解像度ビデオストリームを個別に録画可能なので、後処理が容易に行えるため、柔軟なコンテンツ制作がサポートされます。特に、外部アンテナを用いることで最大90mの無線範囲を提供し、内蔵バッテリーはカメラ1台を接続した状態で最大10時間の使用が可能です。これは特にアウトドアでの配信にも対応できる強力な機能です。
競合製品との比較
「YoloBox Extreme」の登場は、競合製品「YoloBox Ultra」との比較においてもその優位性が顕著です。HDMI入力はUltraの倍の8系統で、ディスプレイはより大きく、解像度も上昇しています。性能面でもSnapdragon 8 Gen 2を採用し、前バージョンの1.8倍の性能を誇ります。
価格と販売情報
この新製品「YoloBox Extreme」は、システムファイブにて税込334,800円で販売される予定です。詳細情報については公式サイトへのアクセスが必要ですが、今後の映像配信環境に大きな影響を与えることは間違いありません。
株式会社システムファイブについて
最後に、株式会社システムファイブは1989年に名古屋で設立され、映像システムの専門家として様々なソリューションを提供してきました。映像機器や音響機器の専門ショールーム「PROGEAR半蔵門」を運営する他、ドローン関連ではDJI社の国内正規一次販売代理店としても知られています。これからも最新技術を駆使した製品を展開し続けることでしょう。