日本初の危険物・重量物・高温防爆ロボットシステム
近年、日本の工場環境では、労働者の安全確保が深刻な課題となっています。特に、化学工場やプラントなど、危険な物質を扱う現場では、爆発や高温といったリスクが常に伴います。そんな現場の問題を解決するために、コスモ技研は「危険物・重量物・高温・防爆仕様」のロボットシステムを開発しました。この革新的なシステムは、工場の自動化を進め、安全性を高めるための重要な一歩となっています。
開発の経緯
コスモ技研は、全国のさまざまな工場に目を向け、それぞれの現場のニーズに応えるソリューションを追求してきました。工場によっては、1000度を超える高温のワークを扱ったり、漏れた可燃性ガスによる爆発の恐れがある場所もあります。こうした状況に対抗するために、同社は特化したロボットシステムを開発しました。彼らは、自社内で構想から設計、実装まで一貫して行い、FA(ファクトリーオートメーション)分野においても豊富な経験を持っています。
納入実績
これまでに、コスモ技研は多くの著名企業にこのロボットシステムを納入しています。顧客には、東亞合成やデンカ、川崎重工業、三菱重工、LIXILといった大手があります。これらの企業では、他社が敬遠する「危険物・重量物・高温・防爆仕様」、つまり非常に難易度の高いシステム構築に挑戦しています。これにより、700kg以上の重量物製品をロボットで自在にハンドリングできるなど、高い技術力を誇っています。
対応可能な案件
コスモ技研は、以下のような多様な案件に対応しています。
- - 高温ワークの場合: 800度から1200度の耐熱仕様ロボットシステム(例: 重工業関連)
- - 重量物ハンドリングシステム: 500gから2300kgまで対応可能なロボットを使った無人化システム(例: 世界最大ロボットによる重量物の取り扱い)
- - 防爆仕様システム: 危険度の高い化学製品やガスを扱う業界に最適化
- - 大型ロボット走行システム: 複数の大型加工機を20m間で処理するシステム
- - 画像処理による高速移載: 食品関連の高速移載システム
- - 多軸制御ロボットシステム: 自動車関連の多軸制御
- - バラ積みピッキング: 複雑な形状のワークのピッキング
コスモ技研について
コスモ技研は1999年に設立され、愛知県小牧市を拠点としています。「スマート工場エンジニアリング」という名のもと、AIやIoTを活用し、化学、重工業、医療、食品などの分野で競争力のある無人化システムを提案・構築しています。全従業員30人は技術者であり、機械設計から電気制御、ソフトウェア開発までを行っています。
顧客満足度を最優先に考え、売上高は約30億円、リピート率は驚異の97.8%を達成しています。
会社概要
会社名: 株式会社コスモ技研
所在地: 愛知県小牧市入鹿出新田285
代表者: 社長 松下 貴志
設立: 1999年11月9日
URL:
コスモ技研
新たな技術の導入で、日本の工場環境がより安全になり、労働者が安心して働ける未来を切り開いていきます。