新型全遮断型感震ブレーカー「zen断+」の登場
三和商事株式会社が、9月から新たに販売を開始した「zen断+」は、コンセントに差すだけの簡単な設置方法が特徴の全遮断型感震ブレーカーです。この新商品は今年1月に発売した「zen断」の進化版であり、寄せられた顧客のフィードバックを基にアップデートされました。
この「zen断+」は、震度5強以上の地震を感知すると、自動的に通電を遮断する機能を持っています。また、業界初の試みとして30秒ごとに遮断する時間を設定可能であり、0〜3分の間から選べる点が他製品との大きな相違点です。この機能により、家庭ごとに適した電力の遮断が行えることから、多くの支持を得ています。
お客様の声を反映したアップデート
今回のリニューアルは、お客様の声に耳を傾けて行われました。設置方法や機能の改善が施され、さらに利便性が向上しました。販売価格は以前の「zen断」と同じ9,000円(税抜)で、手の届く価格帯に設定されています。
特に注目すべきは、アース付きコンセントだけでなく最近の家に多く見られる「3ピンコンセント」にも対応可能になった点です。これにより、より多くの家庭での設置が期待されています。手動でアースプラグを取り外し、アース線を差し込むだけで使用可能です。
増えた機能性が魅力
さらに、設置後の動作確認を簡単に行える「通電遮断テスト機能」も追加されています。この機能により、動作確認の際はボタンを押すだけでランプの点滅やブレーカーの遮断が可能です。また、震度5以上の地震を感知した際には、指定された時間内であればボタンを押すことで通電の遮断解除も可能となります。
また、「zen断+」では、コンセントのプラグ位置が改良され、2口コンセントの使用がこれまでよりも便利になっています。これにより、一方のコンセントが使用できなくなるという不便さを解消しました。
便利なオプション「ブレオンスティック」
新たに発売されるオプション「ブレオンスティック」は、ブレーカーを復旧させるための伸縮棒です。この商品も顧客の声から生まれたもので、高い位置に設置されたブレーカーを手軽に復旧することが可能となります。販売価格は1,500円(税抜)です。
安全な暮らしのために
大地震の際、火災の約7割が停電復旧後の通電火災だとされています。このような理由から感震ブレーカーの設置は非常に重要です。総務省や経済産業省も設置を推進していますが、現状では全国の設置率はわずか5.2%にとどまっています。
三和商事は、防災イベントを通じて感震ブレーカーの重要性を広める活動を行っており、新しい商品をもってより多くの家庭にこの安全対策を浸透させていくことを目指しています。今後も「住み続けられるまちづくり」のために、防災教育や防災イベントを通じた取り組みを進め、一人ひとりの安全な暮らしに貢献できるよう努力してまいります。
【製品仕様】
- - 商品名:zen断+(ぜんだんぷらす)
- - 商品コード:SND250 GTα
- - カラー:ホワイト
- - 外形サイズ:約W50×D33×H60mm
- - 地震感知:震度5強相当以上
このように「zen断+」は、便利さと安全性を兼ね備えた商品として、今後の市場でも注目される製品となることでしょう。もちろん、三和商事はさらなる進化を目指して、ユーザーのニーズに応え続けていきます。