居山浩二氏と倉敷のキャンドルメーカーが生み出す新ブランド「倉敷製蝋」

新ブランド「倉敷製蝋」誕生の背景

岡山県倉敷市に位置するキャンドルメーカー、ペガサスキャンドルが新たに手掛けるキャンドルブランド「倉敷製蝋」がデビューしました。このブランドは、昭和9年に創業した歴史ある企業の伝統と、現代のデザイン感覚を融合させることを目的としています。その中心となるのは、マスキングテープ「mt」のデザインで知られる居山浩二氏とのコラボレーションです。

居山浩二氏の参加

居山氏は、デザイン業界で幅広く活躍するアートディレクターであり、その経験と知識はブランド「倉敷製蝋」の誕生に大きな影響を与えました。「倉敷製蝋」は、ウエディング用やアロマキャンドルといった伝統的な商品に最新のデザインを取り入れた独自性のあるラインナップを展開しています。キャンドル作りの背景には、ペガサスキャンドルが80年以上にわたり培った技術と品質があり、その中に現代的な解釈を加えることで新しい価値を創出しています。

目を引く「CARD CANDLE」

その中でも特に注目されるのが「CARD CANDLE」。このキャンドルは非常に薄く、厚さわずか3mmで作られています。サイズは幅18mm、高さ70mmの板状で、真鍮製のホルダーに設置すると、そのシンプルなフォルムが際立ちます。火を灯してもロウが垂れることがないため、周囲のロウを溶かしながら燃え続け、その美しさを存分に楽しむことができます。

細部に宿るこだわり

「倉敷製蝋」のキャンドルは細部にまでこだわりが詰まっています。アイデアの中から商品化できたものはわずか1/3程度で、製法を微調整しながら、何度も試作を重ねました。また、香りに関しても、現代を生きる日本人の感覚にフィットするよう、Fresh Floral、Fresh Green、Cassis Leavesといった3種の香りを新たに開発しました。これにより、リラックスした時間を楽しむことができるでしょう。

日本ならではのキャンドル文化の創造

「倉敷製蝋」の誕生は、「キャンドル・カルチャー」の普及を目指す新たな動きでもあります。多くの人々にキャンドルのある生活を提案することで、日本におけるキャンドル文化の発展を促していく狙いがあります。ペガサスキャンドルは、質の高いキャンドルの提供を通じて、自社のブランドをさらに育てていく道を歩んでいます。

商品ラインナップと価格

- TEST TUBE CANDLE（￥7,560）：香りはFresh Floral、Fresh Green、Cassis Leavesの3種およびリフィルもリリース。
- CARD CANDLE（￥2,160）：ユニークな薄型デザインで、ほのかな香りを楽しめます。
- GLASS CANDLE（￥5,400）：上質なガラスに包まれたデザインキャンドル。

キャンドルにはそれぞれ異なる特徴があり、特に「CARD CANDLE」はその革命的な形状が注目されています。消防の安全にも配慮した設計で、使用時の安心感も兼ね備えています。