新時代のロビイング実践者育成講座の開催
一般社団法人 日本パブリックアフェアーズ協会は、2025年9月から12月の期間中、全6回の「パブリックアフェアーズプロフェッショナル養成講座(アドバンストコース)~新時代のロビイングの実践知~」を開催します。この講座は、参加者が実際にパブリックアフェアーズの実践者となるためのコミュニティを形成し、課題解決に向けた知識とスキルを身につけることを目的としています。
講座の内容と構成
第1回:活動計画の構成要素
最初のセッションでは、当協会のシニアポリシーフェローである双津森雄氏が、効果的なパブリックアフェアーズ活動を行うための計画作りを紹介します。能動的なルール形成やステークホルダー分析、戦略メッセージの策定といった技術を解説し、受講生同士の交流会も行われます。
第2回:行政内部の政策立案メカニズム
次に、平池大介弁護士が法規制の基礎や省庁特有のロジック構築について説明します。行政とのコミュニケーションを効率的に進めるためのノウハウを学びます。
第3回:EBPMと政策形成
EBPM(Evidence-Based Policy Making)の専門家である関沢洋一氏による講義では、政策効果の検証手法や日本型EBPMの特性などが解説されます。データ活用の重要性や行政の課題についても議論が深まります。
第4回:国会議員との効果的なコミュニケーション
衆議院議員の秘書からは、自民党の政策決定プロセスや秘書の役割、陳情との違いについて話があり、現実的なアプローチ方法を学びます。
第5・6回:グループワーク
最後に、受講者はグループに分かれ、実際に「戦略シート」と「アウトリーチプラン」の作成を行い、それを最終発表します。各グループの発表に対して、協会の理事からの講評が行われ、さらなる理解を深めます。
今後の展開
本講座は、市民や学者、政治家が一緒になり、オープンな議論を通じて社会課題の解決策を模索する取り組みでもあります。一般社団法人 日本パブリックアフェアーズ協会は、今後もこの活動を通じて、民間の知恵と活力を社会に活かすための議論や研究を進めていく方針です。
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