千葉県が事業者向け共同購入太陽光発電を開始
千葉県では、令和5年度も事業者向けの太陽光発電設備の共同購入事業「みんなの会社に太陽光」をスタートしました。この取り組みは、今年度も千葉県と協定を結ぶアイチューザー株式会社が事務局を務め、11月4日から始まりました。参加登録の締切は2026年3月15日となっており、企業、学校法人、社会福祉法人など、幅広い事業者の参加が期待されます。
「みんなの会社に太陽光」とは?
「みんなの会社に太陽光」は、複数の事業者が集まることによる大きな購買力を活かした新たな太陽光発電システムの購入方法です。このプログラムに参加する事業者は、販売施工業者や製品を選ぶ手間を軽減でき、設置に関する費用や投資回収年数のシミュレーションなどを参考にすることが可能です。
アイチューザーは、この共同購入事業を通じて、太陽光発電設備の設置を希望する事業者の募集活動やサポート、販売施工事業者のフォローを担当し、事業のスムーズな運営に力を入れています。こうした取り組みは、参加企業にコスト削減のメリットをもたらし、地域の再生可能エネルギーの普及を促進します。
メリットを享受するすべてのステークホルダー
この共同購入プログラムでは、販売施工業者も特定エリア内で多数の受注が見込めるため、コストを合理化し、より競争力のある価格でサービスを提供することが可能です。また、自治体にとっては、事業者へさまざまな機会を提供し、地域の再生可能エネルギー普及へつながるメリットがあります。このように、参加するすべての関係者が利益を享受できる制度が整っています。
販売施工事業者の選定プロセス
共同購入事業においては、参加する販売施工業者は、事前審査および入札を通じて選定されます。事前審査では、施工実績やメンテナンス体制、財務状況に基づき、厳格にチェックされるため、質の高い販売施工業者の選定が可能です。入札においては、事前審査に合格した業者の中から最も低い価格を提示した業者が選ばれます。
参加登録と今後の流れ
参加を希望する事業者は、「千葉県 みんなの会社に太陽光」と検索すると、登録の手続きができます。募集の締切は2026年の3月15日までとなっているため、興味のある企業は早めの登録をお勧めします。詳細な企画書や資料は公式ウェブサイトで確認できます。
アイチューザー株式会社の企業サイト でも情報が掲載されています。
アイスチューザーについて
アイチューザー株式会社は、2008年に設立された、日本国内において再生可能エネルギーの普及を促進するためのサービスを提供しています。傘下のiChoosr Ltd.はオランダに本社を置き、各国で共同購入事業を展開。日本では2017年に法人化され、設立以降、住宅用および事業者向け太陽光パネルの共同購入事業が行われ、11万世帯以上が参加してきました。
今後もアイチューザーは持続可能な社会作りを支援し、温暖化緩和に寄与する取り組みを続けていく方針です。