DURABIOがX-ADVに採用
2024-12-16 13:34:53

Hondaの新二輪車X-ADVに植物由来プラスチックDURABIOが初採用

本田技研工業が2024年12月12日から発売予定の新たな二輪車X-ADVに、三菱ケミカルグループの植物由来バイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO™」が初めて採用されることが決定しました。この画期的な素材は、二輪車の外装デザインや機能性をこれまでの常識を覆す形で進化させています。

DURABIO™は、自然由来の再生可能な原料「イソソルバイド」を使用しており、従来の石油に依存しないエコフレンドリーなプラスチックです。この素材は、植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため、製造過程においても温室効果ガス削減に寄与します。また、耐衝撃性や耐傷付き性を持ち、特に外装部品として求められる機能をしっかりと備えています。

DURABIO™の最大の特長は、着色剤を用いることで光沢のある美しい仕上がりを実現できる点です。これにより、従来必要とされていた塗装工程を省くことができ、生産効率を向上させ、環境への負荷も軽減できるのです。二輪車の外装にDURABIO™が採用されるのは今回が初めてですが、これまでにも走行風の防御機能を持つ透明フロントスクリーンとして使用されており、その実績を得ています。

今回の採用により、X-ADVの外装のスカートカバーや透明フロントスクリーンはDURABIO™で構成され、デザイン性と機能性を両立しています。さらに、この新しい素材は欧州市場向けの他の二輪車モデルであるFORZA 750やNC750Xにも搭載されており、Honda全体としてサステナブルな製品を推進しています。

NC750Xにおいては、従来の外装部品に加え、アースアイビーアッシュグリーンなどの新しい色合いでもDURABIO™が使用されています。これに伴い、スタイリッシュでありながら環境に配慮した選択肢を提供します。

三菱ケミカルグループは、今後もDURABIO™の展開を進め、多様な製品に応用しながら高付加価値な製品を提供し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいく方針です。このように、Hondaと三菱ケミカルのコラボレーションが生む新たな素材によって、モビリティの未来が大きく変わることが期待されています。

この新しい技術の導入により、二輪車業界でも環境への配慮が進む中で、消費者はより持続可能な選択肢を手に入れることができるようになります。HondaのX-ADVにとって、DURABIO™の採用はただ単に新しい素材を使うことにとどまらず、ブランドの未来を象徴する重要な一歩となるでしょう。


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会社情報

会社名
三菱ケミカルグループ株式会社
住所
東京都千代田区丸の内1-1-1
電話番号

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