自動化が進む物流現場での新たなソリューション
物流業界では人手不足が深刻な問題となっており、多くの企業がその解決策を模索しています。そんな中、ラピュタロボティクス株式会社は、自動フォークリフト「ラピュタAFL」を導入することで、物流の効率化とサステナビリティの実現に向けた取り組みを進めています。
新たな物流拠点「SBSロジコム野田瀬戸物流センターA棟」
2024年2月、SBSロジコム株式会社が東京都新宿区に新設した「野田瀬戸物流センターA棟」で、ラピュタAFLの運用が開始されました。自動フォークリフトは、広いフロア面積(3万平方メートル超)を持つこの拠点で、3台が稼働する予定です。これによって、作業効率の向上や人材の再配置が期待されています。さらに、ラピュタAFLは、様々なサイズのパレットに対応できる能力を持ち、事業継続計画の強化にも寄与しています。
自動フォークリフト導入の狙い
SBSロジコムがラピュタAFLを導入する理由は明確です。物流現場の人員不足や、フォークマンの採用が難しい現状を背景に、自動化への投資が求められています。そのため、導入された自動フォークリフトは、単調な搬送作業を担うことにより、従業員がより創造的な業務に専念できる環境をつくり出します。
自動フォークリフトを利用することで、従業員は余計な負担を軽減し、業務の効率化を図ることができるのです。SBSロジコムの第二事業本部の部長である栗原雄太氏は、率直に自動フォークリフトは有人運転には劣る点もあると述べつつも、物流を止めることなく継続することの重要性を強調しました。特に、物流業界において自動化の知見を蓄積することは、今後の競争力を高めるためにも不可欠です。
未来の物流を見据えた取り組み
ラピュタロボティクスとSBSロジコムは、今後もさらなる自動フォークリフトの導入や機能追加を通じて、物流現場の課題解決に取り組んでいく方針です。物流業界の未来を見据えたこれらの取り組みは、サステナビリティや経済効率を現場に求める企業にとって、大変希望の持てるニュースです。
会社概要
SBSロジコム株式会社
- - 所在地: 東京都新宿区西新宿 8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー25階
- - 代表者: 代表取締役社長 鎌田 正彦
- - 事業内容: 物流ニーズに応じた3PL、センター物流、流通加工など完全サポート
- - URL: SBSロジコム
ラピュタロボティクス株式会社
ラピュタロボティクスは、スイスのチューリッヒ工科大学発のベンチャー企業であり、人工知能技術を駆使したロボティクスプラットフォームの開発に注力しています。世界中から集まった優秀なエンジニアが、最適なソリューションを提供する体制を築いており、今後ますます注目される企業となることでしょう。