運航ダイヤに新展開
2025-10-07 13:14:18

NABLA Mobilityとスターフライヤー、運航ダイヤ最適化へ向けた新たな一歩

NABLA Mobilityとスターフライヤーの協業



2023年、株式会社NABLA Mobilityと株式会社スターフライヤーは、運航ダイヤの統制を最適化するためのPoC(概念実証)を実施することを決定し、その意向表明書を締結しました。この取り組みは、航空業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進し、運航品質の向上を目指すものです。

PoCの目的と背景



気候変動や航空需要の増加に伴い、運航ダイヤの乱れは航空会社にとって大きな課題となっています。特に、遅延をはじめとするイレギュラーな状況下での意思決定は難易度が高く、現場の担当者の負担を増しています。そこで、NABLA Mobilityが開発中の「運航ダイヤ統制の最適化ソリューション」の有効性を検証することで、より迅速かつ効果的な対応を可能にすることを目的としています。

PoCでは、運航開始前に予測される遅延情報を定量的に提供し、必要な対応策を早期に準備する支援を行います。これにより、定時性の向上や欠航便の最小化を図ることが期待されています。結果として、顧客にとっての価値も向上し、航空業界全体の信頼性を高める可能性があります。

協業の意義



スターフライヤーの執行役員、後藤洋氏は「高品質なサービスの提供」に力を入れており、今回、NABLA Mobilityとの協業によって技術力の相互活用を図ることができると述べています。NABLA Mobilityの創業者兼CEO、田中辰治氏も、航空業界の脱炭素化を目指す同社のミッションに共感し、今後の展開に大いに期待を寄せています。

NABLA Mobilityの取り組み



NABLA Mobilityは、データ解析やAIを活用し、運航最適化を行うスタートアップです。自社のプロダクト「Weave」を通じて、航空会社の運航業務をサポートしています。近年、約4億円を調達し、さらなる製品開発を進める中、航空業界の効率化と脱炭素化への挑戦を続けています。

スターフライヤーの特長



スターフライヤーは、2002年に設立され、2006年から運航を開始した航空会社です。福岡県北九州空港を拠点とし、高品質なサービスをリーズナブルな価格で提供しています。現在、エアバスA320型機による国内線6路線を運航しており、顧客満足の向上に取り組み続けています。

最後に



このPoCは、業界全体のDX推進に向けた重要なステップとなります。今後の展開に注目し、航空業界に新たな価値がもたらされることを期待しています。両社の協業が航空業界に与える影響は大きく、今後の進展に注視していきたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社NABLA Mobility
住所
東京都千代田区飯田橋4-8-6日産ビル 511
電話番号

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