株式会社HQとNTTデータ・ウィズが手を組み新たな福利厚生を提供へ

新しい福利厚生の幕開け

株式会社HQがNTTデータ・ウィズとの業務提携を発表し、次世代型福利厚生への進化を加速させます。HQは選択型福利厚生を提供する企業であり、その新しいビジョン「福利厚生をコストから投資へ」に基づいて、従業員の多様なニーズに応える体制を整えています。

この提携の中心となるのが、HQが提供する「カフェテリアHQ」です。これは、AIを活用したレコメンドエンジンを用い、企業が従業員に指定したポイント内で自由に福利厚生メニューを選べるプランです。特に、2024年4月からの提供開始に向けて準備が進められており、NTTデータ・ウィズは初導入企業として先行的にこのサービスを利用することになります。

この次世代型福利厚生で重要なのは、従業員の使い勝手や満足度の向上です。NTTデータ・ウィズは、自社での利用によるフィードバックをHQに提供し、サービスの改善に努めます。これにより、両社はシームレスに複数の福利厚生サービスを活用できるプラットフォームを構築し、企業の人的資本経営を支援することが目指されています。

取り巻く環境の変化

近年、企業の人材に対する考え方は大きく変革しています。人的資本経営の重要性が認識され、従業員の働きやすさやエンゲージメント向上が経営課題として浮上しているため、して支援する福利厚生の形も進化が求められています。また、企業に対する人的資本情報の開示義務化も進んでおり、これまで以上に企業は従業員の価値向上に取り組む必要があるのです。

HQの「カフェテリアHQ」は、そんな流れの中で、従業員の多様なニーズを満たしつつ、企業の成長を支える福祉制度としての役割を果たします。これは、小規模から大規模なあらゆる企業にとって重要な選択肢となるでしょう。

両社のコメント

株式会社NTTデータ・ウィズの代表取締役社長である和田泰之氏は「新たな福利厚生のプラットフォームを通じて、社員満足度の向上に貢献できることを期待しています」とコメントしました。また、株式会社HQの代表取締役坂本祥二氏は、「NTTデータ・ウィズのネットワークを生かして、より多くの企業に私たちのプラットフォームを提供できることに感謝しています」と語り、双方の連携の重要性を強調しました。

未来を見据えた展望

この業務提携により、次世代型福利厚生の実現に向けた取り組みはさらに進化します。両社は、一過性のサービス提供にとどまらず、従業員のエンゲージメントを高める新たな価値創造に挑戦し、いずれは人的資本経営そのものを変える力を持つことを目指しています。

最終的には、企業がこの新しい福利厚生を通じてその条件を整え、最適な働き方を実現することで、従業員がより良い仕事環境の中で成長できる土台が作られることを期待しています。